by 中村 孝仁 on 2025年01月05日(日) 12時00分
今回投入されたモデルは、言わば大掛かりなマイナーチェンジが施されたモデルである。つまり2021年に投入されたモデルの第2世代。
先代がデビューした時に 「その上質感、その性能、その走りそして見た目の存在感などすべて、三菱のフラッグシップに相応しいモデルに仕上がっている。」と書いた。つまり、十分に良い仕上がりだと感じたわけだが、それをさらに上回るのが今回のモデルというわけである。
『アウトランダー』の歴史は2005年に始まり、PHEV・・・
ニュースを読む
by 中村 孝仁 on 2024年12月18日(水) 12時00分
お前はゾンビか! と言いたくなるトヨタ『ランドクルーザー70』である。再々登場だそうだから、2度目の復活ということだ。
1984年に初登場してから今年で40年。それが新型車として蘇ったのだから、まあどうして?という素朴な疑問がわくのだが、実は海外ではずぅっと販売が続いていて、日本は特殊な事情?ということになる。だから再版された10年前と、今回のモデルはデザインも異なる。それに前回はガソリンの4リットルV6エンジンで、1年の期間限定発売・・・
ニュースを読む
by 中村 孝仁 on 2024年12月16日(月) 20時00分
「E-TECHハイブリッド」に続いて、ルノー『アルカナ』のMHEV仕様(マイルドハイブリッド)をお借りした。比較的試乗期間が近かったせいもあって、両者の比較が良くできた。
乗り出しではそれほど感じなかったのだが、乗り込んでいくにしたがって「あれぇ?なんか違うぞ」という印象が頭をもたげ、乗り終わるころには「なんかだいぶ違うぞ」に変化していた。それはともかくとして、初めに断っておこうと思うのは、恐らく個体差によるものと信じたいが、EDCと・・・
ニュースを読む
by 中村 孝仁 on 2024年12月07日(土) 12時00分
日本で一番盗まれるクルマの最上位にランクされるのが、トヨタ『ランドクルーザー』である。何しろその人気、日本のみならず海外でも凄まじい。
そんなわけで広報車を借りる時に、「念のため」と言って、ホイールロックの道具を一緒に貸し出してくれる。何故そこまで人気なのだろうか。理由は抜群の耐久性と信頼性、需要に対する供給が追い付いていない…そのあたりだと思う。
この手のクルマ、昔は「クロカン四駆」と称したものだが、そんな呼び名は今ではすっかり過・・・
ニュースを読む
by 中村 孝仁 on 2024年12月03日(火) 12時30分
日本市場でいわゆる商用バンとして生を受けたクルマを、ピープルムーバーとして使用するきっかけを作ったのは、ルノー『カングー』だろう。
正直な話、ルノー・カングーはバカ受けした。当然のことながらピープルムーバー仕様が導入されているのだが、その内装や全体のクォリティーは、至ってシンプルかつグレード的にも低さを感じるものだった。最近はかなり豪華な仕様となっているが、それでも所詮は商用車ベースである。
日本の商用車ベースで同じようなクルマを探・・・
ニュースを読む
by 中村 孝仁 on 2024年11月28日(木) 20時00分
ステランティス内のプジョー及びシトロエンに用意されているMPV、『リフター』と『ベルランゴ』がマイナーチェンジを受けた。
今回お借りしたのは、プジョーの『リフターGT』。ショートホイールベース版のモデルである。リフターとベルランゴはほぼバッジエンジニアリング車だから、基本的なメカニカルトレーンは同じながら、先代もそうであったように、足回りは微妙に異なる味付けがなされている。
新しくなってもその差別化は同じで、この2車の差は一番大きな・・・
ニュースを読む
by 中村 孝仁 on 2024年11月23日(土) 12時00分
ステランティス自慢のEVモデル、フィアット『600e』とジープ『アベンジャー』に立て続けに試乗した。この2台、「CMP」と呼ばれるプラットフォームを持つ。
まぁ、正確には「e-CMP」と呼ぶようだが、基本はコンパクト・モジュラー・プラットフォームを略したCMPである。そして、その生みの親的なクルマと言えるのがプジョー『2008』ということで、久しぶりに果たしてどんなクルマであったかを検証するために引っ張り出してみた。
とはいうものの・・・
ニュースを読む
by 中村 孝仁 on 2024年11月17日(日) 18時00分
去る7月18日、マツダの『CX-30』が商品改良を受け、その試乗車が追加されたというアナウンスがマツダからあった。
デビューしたのは2019年のことだから、すでに5年の歳月が流れている。昔だったらとっくにフルチェンジである。しかし今はクルマのライフスパンが伸び、同時にユーザー側の買い替えスパンも伸びたので、5年経ってもちっとも陳腐化せず、クルマによってはまだまだ進化の過程にあるものが多い。
その最たるクルマが、マツダで言うならば『C・・・
ニュースを読む
by 中村 孝仁 on 2024年11月13日(水) 11時30分
その名を『アベンジャー』という。サイズは『レネゲード』よりも小さい。ということは現行ジープ・ラインナップで最小…ということになる。
でも、そのスタイリングがトップモデルの『グランドチェロキー』から脈々と流れるジープ・スタイリングを纏っているからなのか、小さくても違和感は全く感じさせないし(むしろレネゲードに違和感を感じてしまう)、そもそもそれなりに堂々としている。3サイズは全長4105×全幅1775×全高1595mm。日本のライバルと・・・
ニュースを読む
by 中村 孝仁 on 2024年11月08日(金) 12時30分
フィアットの電気自動車といえば、『500e』とそれのアバルト版がある。いずれのモデルにも試乗しているので、フィアットの電気自動車は解っているつもりだった。ところがである。新たに投入された『600e』は別ものだった。
500eのプラットフォームはSTLAスモールと呼ばれるもの。対して600e用はe-CMPである。そもそもCMPは2018年頃に誕生したモジュラー系のプラットフォームで、端から電動化を見据えたプラットフォームであった。果たし・・・
ニュースを読む
走行距離10万キロ中古車購入 郊外を100キロ走行 リッター30キロ超え...[ 続きを見る ]