by 山田清志 on 2019年11月07日(木) 15時03分
同志社大学は11月6日、東京・京橋にある東京オフィスで記者会見を行い、二次電池の金属負極を長寿命化する革新的技術を開発したと発表した。この金属負極を使えば、電池の劣化が起こりにくく、EVなど電動化車両の航続距離が大幅に伸びるという。
開発を担当した同大学院理工学研究科の盛満正嗣教授によれば、今注目されている全固体電池や金属空気電池、金属負極電池、リチウム硫黄電池など次世代の電池には金属負極が不可欠だが、その金属負極にこれまで大きな問題・・・
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by 山田清志 on 2019年11月07日(木) 09時19分
SUBARU(スバル)の中村知美社長は11月6日に行った2020年3月期第2四半期の決算説明会で、トヨタ自動車とのアライアンスについて「CASEの時代であってもスバルらしさを磨くことに集中していく」と述べ、独自な生き方を貫いていく考えを示した。
スバルは2005年、トヨタがGMが放出したスバル株の一部を買い取ったことによってトヨタグループ入りした。その後、スバルが北米工場でトヨタ車を生産したり、『86/BRZ』を共同開発するなどしたが・・・
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by 山田清志 on 2019年11月06日(水) 12時00分
ボルボ・カー・ジャパンは11月5日、都内のホテルで8年ぶりに全面改良したセダン『S60』の発表会を開催した。冒頭挨拶に立った木村隆之社長は「国産ラージセダンからの積極的な代替えを狙う」と高らかに宣言した。
同社では、新型S60の導入に際して、ボルボのセダンオーナーはもちろんのこと、国産セダンを含めたさまざまなユーザーにインタビューを行った。そこでセダンに求める価値について3つの結論に達したという。
その一つはスタイリング。車高が低く・・・
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by 山田清志 on 2019年11月06日(水) 09時15分
スズキの鈴木俊宏社長は11月5日に開催した2020年3月期第2四半期決算の決算会見で、ダイハツ工業との関係について質問され、「ダイハツとの棲み分けをスズキが考えるということはあり得ない」を強調した。
スズキとダイハツの両社は軽・小型自動車を主体とした事業を展開するライバル会社であるが、ダイハツは16年8月にトヨタ自動車の完全子会社になり、スズキは19年8月にトヨタと資本提携を結んだ。そのため、同じトヨタグループに属することになり、事業・・・
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by 山田清志 on 2019年11月02日(土) 07時30分
京セラは11月1日、都内で2019年度第2四半期連結決算の説明会を開催し、谷本秀夫社長は「中国などマクロ経済の悪化で部品需要の減少によって減益になった」と振り返った。
売上高は7990億円と前年同期に比べ0.2%減と微減だったが、営業利益が603億円、当期純利益が596億円とそれぞれ27.0%減、24.0%減の大幅な減益だった。
なかでも利益の落ち込みが大きかったセグメントが、産業・自動車用部品と電子デバイスだった。特に産業・自動車・・・
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by 山田清志 on 2019年11月01日(金) 09時30分
パナソニックは10月30日、2019年度第2四半期の連結業績を発表した。それによると、売上高が3兆8444億円(前年同期比4.1%減)、営業利益が1402億円(同28.1%減)、当期純利益が1009億円(同11.2%減)と減収減益だった。
「第2四半期の売上高は減収となったが、為替影響を除いた実質ベースではわずかに増収となった。調整後営業利益は、車載機器の欧州での開発費の増加や中国での投資需要の低迷により減販損が継続するも、国内の住宅・・・
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by 山田清志 on 2019年11月01日(金) 07時30分
デンソーの松井靖経営役員は10月30日、2019年度第2四半期連結決算の説明会で、前日に発表された日立とホンダ系の部品メーカーの統合について触れ、「合従連衡はこれからまだ起こる」と話し、ライバルができることはいいことだとの見解を示した。
「やはり規模が大きく、それなりに設備投資ができる会社、車両統合プラットフォームやサブシステムすべてを提供できる会社がこの業界で生き残れるキーワードだと思う。会社を分割して提供できるシステムが小さくなっ・・・
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by 山田清志 on 2019年10月31日(木) 11時15分
ホンダと日立製作所は10月30日、傘下の自動車部品メーカー4社を統合し、新会社を設立と発表した。まずホンダが筆頭株主のケーヒン、ショーワ、日信工業にTOBを行い、完全子会社化した後に、日立オートモティブシステムズがその完全子会社を吸収合併する。
「これからの自動車業界の技術進化は、電動化やシャーシ制御、運転支援システムが個々に進化しながら今まで以上に連携し、統合に向かうと認識している。ホンダの機能部品を担ってきた3社の強み、日立オート・・・
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by 山田清志 on 2019年10月25日(金) 15時00分
曙ブレーキ工業は今回の「東京モーターショー2019」に会社の置かれた状況から当初出展を見合わせる予定だった。それが一転して出展することになったそうだ。
同社は米国事業が急激に不振に陥った結果、資金繰りが悪化し、1月末に私的整理の一種であるADR(裁判以外の紛争解決)を申請。事実上の倒産となった。その後、複数回の債権者会議を開き、9月18日に銀行団が再建案と借入金の半分に相当する債権放棄を承認した。
そこで同社は開発費も極力抑え、でき・・・
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by 山田清志 on 2019年10月25日(金) 11時30分
「東京モーターショー2019」では、多くの企業からさまざまな電気自動車(EV)が展示された。その中で、水に浮いて水面を移動できるEVを展示したのが、神奈川県川崎市に本社を構えるFOMM(フォム)というベンチャー企業だ。
社長は鶴巻日出夫氏で、1982年スズキに入社し、二輪車のエンジンから車体まで多岐にわたる設計を担当。97年にアラコに移り、一人乗りEV『コムス』などの開発に携わり、その後のトヨタ車体でも新型コムスの企画・開発に従事。ト・・・
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今年4月から乗り始めました。住んでいる場所柄、郊外走行が多く毎日片道40...[ 続きを見る ]