by 渡辺陽一郎 on 2019年06月13日(木) 12時30分
◆日産にとって貴重な新型車
2010年以降の日産は、日本国内で発売する新型車を減らした。今は1〜2年に1車種程度だから、設計の古いクルマが多い。その意味で2019年3月28日に発売された軽自動車の『デイズ』は、貴重な新型車だ。2019年に発売される日産の新型車は、おそらくデイズだけになる。
先代型の開発は、姉妹車の『eKシリーズ』と併せて三菱が担当したが、新型は違う。開発は日産、製造は三菱が行う。開発と製造メーカーが異なるのは珍しく・・・
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by 渡辺陽一郎 on 2019年06月07日(金) 20時00分
◆SUVの高人気を受けて日本復活
初代トヨタ『RAV4』は、5ナンバーサイズのコンパクトなSUVとして1994年に発売された。質感は高くないが、デザインと運転感覚が軽快で、若いユーザーの共感を呼んだ。
ところが2代目以降は北米市場を重視してボディを拡大させ、内外装の雰囲気も日本のユーザーから離れてしまう。2007年にはホイールベース(前輪と後輪の間隔)を伸ばして後席の居住性を高めた『ヴァンガード』が発売され、4代目のRAV4は国内で・・・
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by 渡辺陽一郎 on 2019年06月02日(日) 12時30分
◆SUVテイストに魅力
三菱『eK』シリーズは、日産『デイズ』と共同開発された軽自動車で、エンジンや足まわりなどの基本的な造りは同じだ。
ただし『eKクロス』のフロントマスクは、今の三菱車に共通する「ダイナミックシールド」のデザインで、『デリカD:5』に似ている。開発者は「日産のデザインしたボディに、三菱のフロントマスクを組み合わせるのに苦労した」という。
デイズとほぼ同じ外観の『eKワゴン』もあるが、魅力があるのはSUV風のeK・・・
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by 渡辺陽一郎 on 2019年05月29日(水) 20時00分
マツダ『アクセラ』は、5月24日にフルモデルチェンジを行って『マツダ3』になった。販売店では3月上旬から予約受注を行っていたが、生産や納車を伴う「発売」の時期はグレードに応じて異なる。
販売店によると「5月に発売するのは1.5Lのガソリンのみで、2Lのガソリンと1.8Lのクリーンディーゼルターボは8月頃。2LのSKYACTIV-Xは不明瞭で、早くても8月末」という。
◆走りが上質で、マツダ車らしさも濃厚
雪上ではあるが、マツダ3の・・・
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by 渡辺陽一郎 on 2019年05月26日(日) 08時00分
◆トレンドに逆行したショートホイールベース
『Z4』はBMWの2シーターオープンスポーツカーで、新型は電動開閉式ソフトトップを装着する。全長は先代型に比べると85mm長い4335mm、全幅は75mm広がって1865mmだ。先代型はマツダ『ロードスター』に近い印象もあったが、新型は立派になった。その一方でホイールベース(前輪と後輪の間隔)は、25mm短い2470mmに抑えている。
今のカーデザインは、全長の割にホイールベースを長くす・・・
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by 渡辺陽一郎 on 2019年05月19日(日) 08時00分
『I-PACE(I-ペイス)』はジャガーの電気自動車で、エンジンを搭載するグレードは用意されない。プラットフォームや足まわりも専用に開発され、駆動方式は前後にモーターを備えた4WDだ。最高出力は合計400馬力に達する。リチウムイオン電池の容量は90kWhで(日産リーフは40kWhと62kWh)床下に搭載する。
ボディサイズは全長が4695mmだが、ホイールベース(前輪と後輪の間隔)は2990mmと長い。前後のモーターを駆動する電気自動・・・
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by 渡辺陽一郎 on 2019年05月10日(金) 12時00分
プジョー『508』は、新型になって車両の性格を大きく変えた。プジョー・シトロエン・ジャポンでは「セダンは今でも重要だが、従来と同じ(居住性を重視する)タイプは受けない。そこで新しい508は、プレミアムな5ドアハッチバックに発展した」と説明する。
◆従来の508との違いは居住性
従来型のプジョー508は、後席を含めて、居住性の優れたセダン&ワゴンだった。それが新型では、全高を35mm低い1420mmに抑え、天井の低い5ドアハッチバッ・・・
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by 渡辺陽一郎 on 2019年05月02日(木) 20時00分
◆アルファロメオらしさを味わえるSUV
日本の自動車メーカーは規模も大きく、さまざまなカテゴリーの車種をそろえる。日産であれば、軽自動車の『デイズ』からスーパースポーツカーの『GT-R』まで価格も含めて幅広い。そうなると全車に共通する持ち味を与えにくい。
その点で欧州ブランドは規模が比較的小さく、デザインから運転感覚まで、統一された表現をしやすい。
それを強く感じさせたのがアルファロメオの『ステルヴィオ・ディーゼル』だ。クリーンデ・・・
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by 渡辺陽一郎 on 2019年04月10日(水) 12時00分
輸入セダンの主役とされるBMW『3シリーズ』がフルモデルチェンジを行った。外観は先代型に似ているが、全幅は少し拡大されて1825mmになった。ボディスタイルは水平基調だから、最近のセダンの中では視界が優れた部類に入る。
運転席に座ると、先代型に比べて、BMWらしい引き締まった印象が薄れた。その代わりドライバーを拘束するような堅苦しさも和らいでいる。インパネの中央部分は以前ほどドライバー側に傾けておらず、助手席の乗員の疎外感を抑えた。
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by 渡辺陽一郎 on 2019年04月08日(月) 12時00分
最近の日本車メーカーは、海外を重視して商品を開発するから、日本国内で売られるクルマの設計が古くなった。『デリカD:5』は2007年1月の発売だから、12年以上を経過する。
しかし売れ行きは堅調だ。ミニバンなのに悪路走破力はSUV並みに高く、ミニバンでは唯一クリーンディーゼルターボも搭載する。全長が4800mm以下の車種では、居住性も最も優れている。ほかの車種とは違う特徴が多いので、売れ行きが保たれている。そこでデリカD:5の約90%を・・・
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1年間で20000km程走ったが、燃費平均は29.3km。リッター25k...[ 続きを見る ]