by 島崎七生人 on 2024年04月07日(日) 17時00分
1974年5月、それまでのビートルに代わるVWの主力車種として登場したのが『ゴルフ』。だがその直前……というより僅か2か月前の同年2月に発表されたのがこの初代『シロッコ』だった。
2400mmのホイールベースでもわかるとおり、このシロッコはゴルフと共通のメカニカルコンポーネンツを使って生まれたハッチバック型のスポーツクーペ。位置づけは、ビートル時代のカルマンギヤの後継車に当たるモデルだった。
全高はゴルフの1410mmに対してちょう・・・
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by 島崎七生人 on 2024年03月31日(日) 15時00分
1996年7月に登場した三菱のSUVの『チャレンジャー』。『パジェロ』が“本格4駆”のキャラクターを持つのに対して、当時の『ハイラックス・サーフ』『テラノ』などと並ぶ、より乗用ユースも意識したクルマに仕立てられていた。
とはいえ2代目パジェロと共通のラダーフレームを採用。ドライブトレーンにはビスカスカップリングとセンターデフ方式のフルタイム4WD機構をもつ“スーパーセレクト4WD”を採用。走行モードは2H、4H、4HLc、4LLcの4・・・
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by 島崎七生人 on 2024年03月24日(日) 12時00分
先ごろ惜しくも逝去が報じられた、イタリアのカーデザイナーの巨匠のひとり、マルチェロ・ガンディーニ。ランボルギーニ『カウンタック』を始めスーパースポーツカーのスタイリストとして有名だが、彼の仕事は幅広いブランド、カテゴリーの市販車に及んだ。
シトロエン『BX』もその中の1台。このクルマはガンディーニが独立する直前、それまで在籍していたベルトーネ時代に最後の仕事として手がけ、シトロエンとしては初めてデザインを“外注”したモデルだった。19・・・
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by レスポンス編集部 on 2024年03月17日(日) 16時00分
自動車ニュースのレスポンスが贈る、クルマ好きのためのLINE公式アカウント『クルマら部』(ベータ版)!「クルマの車論調査」の集計結果を発表です。今回のお題は、「車載カーナビは必要? スマホナビで十分?」。さて、その結果は…?
・車載カーナビは必要:62.6%
・スマホナビで十分:37.4%
「車載カーナビは必要」が6割を超える結果となりました! スマホナビは精度も上がり、車載システムとの連携など機能も充実してきていますが、ナビ性能と・・・
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by 島崎七生人 on 2024年03月17日(日) 15時00分
11代目となる新型ホンダ『アコード』、初代の登場は1976年5月。その翌年、1977年10月に追加されたのがノッチバックセダン版の“サルーン”だった。60年代に登場した『ホンダ1300』以来のセダンでもあった。
先行したハッチバックが垢抜けたたスタイルだったのに対し、サルーンは幾分か現実的な雰囲気もあった。それは4ドアであるならハッチバックではなくトランク付きのセダンを!という声に応えたからという背景もあったのかもしれない。
ちなみ・・・
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by 島崎七生人 on 2024年03月10日(日) 16時00分
先ごろ“今のミニ”の4世代目が登場。この最新型のハッチバックは「MINIクーパー3ドア」がモデル名となった。そこで今回は、クーパーがまだグレード名の位置づけだった頃のクラシックミニの終盤近くのモデルを、その日本仕様のカタログで振り返ってみたい。
手元には35周年記念車や当時のローバージャパンが用意した、かなり立派なカタログの数々がある。もともとタイムレスなクルマであるだけに、カタログを眺めていると今でも欲しくなってしまう(!)が、ミニ・・・
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by 島崎七生人 on 2024年03月03日(日) 17時00分
初代『スプリンターカリブ』は今の『カローラクロス』の源流、または生まれ変わりと言ってはやや強引だろうか? とはいえ、今のSUVへと繋がる(これも強引?)多目的車として登場したのが同車だった。
トヨタの車両系統図では正式には『ヴォルツ』が後継車種になっている。が、それまでにスプリンターカリブは3代にわたり世代を進化させていた。その初代がカタログ写真のモデルで、登場は1982年8月、車名はCaribou(アメリカトナカイ)に由来。
当時・・・
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by 島崎七生人 on 2024年02月25日(日) 08時00分
初代VW『ゴルフワゴン』は、3世代目ゴルフの時代に登場し、日本市場へは1995年6月から導入された。この世代ではほかに2代目『カブリオ』、車名を改めた3ボックスセダンの『ヴェント』、狭角V6エンジン搭載の“VR6”など、バリエーション展開が拡大した。
本国では「ヴァリアント」の呼称だったが、日本市場では当時のワゴンブームで、通りのいい車名として“ゴルフワゴン”に。最初の4つ折りの簡易カタログも「あのゴルフが……ワゴンになった。」と、素・・・
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by 島崎七生人 on 2024年02月18日(日) 08時00分
2024年2月、三菱の新型『トライトン』が発売となった。そこで今回は、そのルーツでもあるピックアップトラックの『フォルテ4WD』に焦点を当て、当時のカタログで振り返ってみたい。
イタリア語で“強い”を意味する車名のフォルテ。日本市場では1978年9月に発売された。“Jeepの血統”の文字が目に飛び込んでくる写真のカタログは1980年のもので、設定されていたのは、「ASTRON80」の名で呼ばれた2リットル・4気筒のガソリンエンジン(4・・・
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by 島崎七生人 on 2024年02月11日(日) 20時00分
BMW『5シリーズ』に“ツーリング”が初めて設定されたのは1992年、3代目5シリーズ(E34)の時。日本市場ではひと足早く1991年に用意された「3シリーズ・ツーリング」(E30)に次ぐモデルだった。
写真のカタログは92年および93年のものだが、この頃はまだ専用のカタログの用意はなくセダンと共通。
最初に設定されたのは「525iツーリング」の1モデルで、セダンと同じ2493ccの直列6気筒DOHC24バルブの25 6S型エンジン・・・
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1年間で20000km程走ったが、燃費平均は29.3km。リッター25k...[ 続きを見る ]