by 島崎七生人 on 2025年08月17日(日) 18時00分
ロータリーエンジン搭載の市販車第1号として1967年に登場した2座席スポーツカーの『コスモ』。その車名を受け継ぎ、1975年10月に姿を現したのが、コスモ名義では2代目となるこのモデルだった。
“赤いコスモ”のニックネームは、登場時にサンライズレッドのボディ色がイメージカラーとして使われたことから。全長×全幅×全高は4545×1685×1325mmと現代のクルマに較べるとコンパクトだが、メッキの細かな縦桟のグリルのフロントマスクは、当・・・
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by 島崎七生人 on 2025年08月10日(日) 18時00分
1961年の『1500』に始まり、2ドアボディの『2002ti』などがスポーティサルーンのイメージを確立。そんな、いわゆる02系の後継車として、今から50年前の1975年7月に登場したのが、開発コードE21・初代『3シリーズ』だ。
日本市場へは当時のBMW日本総代理店だったバルコム・トレイディングにより、4気筒の2リットルモデルの320/320A(いずれも4気筒)から導入を開始。さらに320i/320iAを経て、当時の53年排気ガス規・・・
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by 島崎七生人 on 2025年08月03日(日) 17時00分
人気の盛り上がりを見せた2代目、3代目の後を受け、1991年9月に登場したのが、この4代目『プレリュード』。このモデルはそれまでとは大きなイメージチェンジを果たして姿を現し注目された。
とくにスタイリングは、それまでのリトラクタブルヘッドランプを止め、“ハンティング・ワイルド・キャット”をデザインテーマとした躍動感溢れるものに。
全幅は3代目から一気に70mm拡幅した1765mmに、反対に全長は80mm短い4440mmとした。ツイン・・・
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by 島崎七生人 on 2025年07月27日(日) 16時00分
アウディ『A6』は前身の『100』時代に、4代目の後期モデルから100に代わり与えられた名称だった。そしてA6として初めてのモデルチェンジを受け、登場したのが、A6としては2代目にあたるこのモデルだ。
初出は1997年3月のジュネーブショー。何といっても衝撃的だったのは、そのスタイリングで、フロントからリアに向かって綺麗な弧を描くルーフライン、サイドウインドゥグラフィックは、その後のアウディ各車にも引き継がれた重要なデザイン要素。
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by 島崎七生人 on 2025年07月21日(月) 12時30分
初代『フォレスター』が登場したのは1997年2月。当時の『レガシィ』と『インプレッサ』の中間に位置づけられる車種として設定。“あらゆるシーンでの使いやすさと、あらゆる道での爽快な走りを追求した、乗用進化型SUV”がコンセプトだった。
車名は“森に住む人や動物、森を育む人”といった意味で、世界市場で共通。全長4450mm×全幅1735mm×全高1580mmのボディサイズは、今から見ると手頃感のあるものだった。
スタイリングはパッケージ・・・
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by 島崎七生人 on 2025年07月06日(日) 17時30分
先ごろ累積販売台数270万台を超えた『XC60』が、歴代ボルボ車のベストセラーとなった。ではそれまでは?というと、あの『240』シリーズがその座にあった。
1974年から1993年にかけて生産された『240』は、本国スウェーデン・イエテボリのトースランダ工場で最後の1台がラインオフするまで、実に19年、268万5171台が生産されている。
この240シリーズは、1972年にボルボが発表した“ボルボ・エクスペリメンタル・セーフティカー・・・
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by 島崎七生人 on 2025年06月29日(日) 17時00分
2008年6月に本国発表、日本市場では翌2009年4月発表、5月発売となったのが、“ベイビー・アルファ”などと言われたこの『ミト(MiTo)』。車名はアルファロメオの本拠地ミラノ(Milano)と生産工場(フィアットの本社工場)があるトリノ(Torino)に由来。
当時のフィアット『グランデプント』とメカニカルコンポーネントを共用したミトは、全長4070mm×全幅1720mm、全高1475mmとコンパクトなボディサイズで、2510mm・・・
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by 島崎七生人 on 2025年06月22日(日) 17時00分
VWのビートルをベースに誕生した『トランスポーター(T1)』を起源に、その改良版だった“T2”を経て、1979年に登場したのがこの“T3”。後にFF化されて登場する“T4”にバトンを渡すまでの最後のリアエンジン車でもあった。
写真のカタログはヤナセ時代のもの。『カラベル』の名で呼ばれ、水平対向4気筒の2109cc水冷エンジン(95ps/16.3kgm)と3速ATを搭載。ボディサイズは全長4600mm×全幅1845mm×全高2950mm・・・
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by 島崎七生人 on 2025年06月15日(日) 17時00分
3代目『カローラ』の登場は1974年(昭和49年)4月のこと。この世代はボディタイプが全5種に増やされたのが注目だった。その中の1台が、クラス初のハードトップとともに設定された“リフトバック”だった。
リフトバックはトヨタ独自の呼称で、初代『セリカ』が初出。カローラ・リフトバックはセリカに次ぐモデルとして、4代目登場から21か月後の1976年1月にお目見えした。
なおそのさらに1年後の1977年1月には兄弟車のスプリンターで先行して・・・
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by 島崎七生人 on 2025年06月08日(日) 17時00分
“MOVE ON”と車名のみならず情勢をも引き合いに出すかのようなキャッチで登場した新型『ムーヴ』。その原点となるのが1995年8月に誕生した初代だった。
1993年9月にスズキから初代『ワゴンR』が登場。初代ムーブはその対抗馬として送り出された。今でこそスーパーハイトワゴンといえば軽自動車の王道のジャンルだが、もともとはワゴンRとともに、このムーブが登場したことで“ハイトワゴン”のジャンルが形成された。
“人も、車も、ムーヴしよう・・・
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越前へ海沿いと山中ドライブ、日帰り温泉と片道80キロ程。ナビでは片道1時...[ 続きを見る ]