ブリヂストン ブリザックWZ-1発表会《写真撮影 山内潤也》

ブリヂストンの新スタッドレスタイヤ、ブリザックWZ-1の発表会にはアメリカのインディカーレースシリーズに参戦する佐藤琢磨選手も登場し、タイヤについての印象などを語ってくれた。

◆北海道での試乗インプレッションまずは佐藤選手が北海道で試乗した際のインプレッションが収録されたビデオで語った話を要約して掲載する。

スケートリンクのようにツルツルの状態のテストコースですが、ここでもしっかりとラインをトレースしています。ボクがうれしかったのはコントロール性なんですね。このコントロール性が非常に間口の広い状態で、ドライバーの足元を支えてくれるので、次にこうなるのかな? 滑りそうだなあ、これぐらいのグリップがあるなっていうのが常に分かります。

ブラックアイスバーンのように、見た目では分からない氷の上に雪が積もった路面に突入すると、一瞬で車が滑ってしまいますが、今回のWZ-1はそうしたときも動きが非常に穏やかです。試乗したのは、人が立っているのも大変なくらいのアイスリンクなんですけども、そこでもピタッと止まる、そういう性能を見せてくれました。

一般路に近いテストコースでは、路面状況が刻々と変わるなかでも普通にドライブできる。この安心感が運転時のストレスを減らしてくれます。高速道路のようなコースを80km/hくらいで走っても本当に安定しているスタッドレスタイヤです。

柔らかいゴムで路面をつかむと、ヨレのようにゴムが動いてしまい、レスポンスの悪さにつながることもありますが、ブリヂストンはタイヤのギザギザの部分にL字型サイプを採用。これによりブロック剛性が上がり、ステアリング応答性も向上。スムーズでしなやかな乗り味につながっています。

◆限界域でのパフォーマンスと静粛性せっかくなので、ペースを上げてWZ-1の限界域に近いパフォーマンスも試しました。コーナリングでスライドし始めても粘りがあり、滑り出しの感覚がわかりやすいので自信を持ってコーナーに進入できます。

発進加速性能は圧巻で、これだけ加速できるということは逆にしっかり止まれるということ。ABS作動時でもステアリングは安定し、コーナリング中の急ブレーキでもラインを外さず曲がりながら止まれます。

ドライ路面では静粛性も高く、サマータイヤのような快適さ。スタッドレスタイヤ特有のロードノイズもほとんどなく、直進安定性やロングドライブ時の快適性も抜群です。走りが楽しく、もうほとんどサマータイヤのような動きです。

◆ウエット性能と総合評価最後は人工的に水をまいたウエット路面テスト。深い水たまりでも高いグリップ感を維持し、80km/hからのフルブレーキでも安定。滑り出しも穏やかで安心感が高い。サマータイヤと変わらない走行感覚を実現しています。

佐藤選手は一般道走行でも雪道・雨天・ドライすべてで高いパフォーマンスを実感。雨が降ったり、日陰で突然アイスバーンになるような状況でもマイルドな挙動が特徴的と語る。

また、タイヤの性能劣化が抑えられており、ドライ性能・ウエット性能ともに高水準。過渡領域がリニアで穏やかに粘る特性は、雪道を楽しんで走りたいドライバーにも魅力的とのこと。オールシーズンタイヤ並みのドライ&ウエット性能を持ちながら、雪道では圧倒的な性能を発揮するブリザックWZ-1。テストコースではフル加速・フルブレーキでも安定性が際立ち、横滑りの挙動もわかりやすく安心感が高い、と佐藤選手は絶賛だ。今年の冬もブリザック旋風が吹き荒れるかもしれない。

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