トミカ・プラレールショップ東京店 (c) TOMY《写真提供 タカラトミー》

タカラトミーは2月19日、東京キャラクターストリート(東京都中央区)の公式ショップ、「トミカショップ」と「プラレールショップ」の店舗デザインを一新し、「トミカ・プラレールショップ東京店」として新装オープンした。

新たに3D映像のLEDビジョンや、大人向けの「キダルトコーナー」、トミカ約700台を並べた壁面ディスプレイ、東京駅を再現したプラレールジオラマを設置。非売品トミカ・プラレールが当たるデジタルミニゲームや写真撮影ツール「トミカいっぱいアート」など、トミカ&プラレールの世界観を体感できるショップだ。

東京キャラクターストリートは、東京駅八重洲口地下の商店街、東京駅一番街にある、アニメやテレビ番組のキャラクターグッズを販売するショップが集中する一角だ。鉄道玩具『プラレール』は、2024年に発売65周年を迎え、ダイキャスト製ミニカーの『トミカ』は2025年で発売55周年を迎える、いずれもロングライフの玩具だ。これまで東京キャラクターストリートのトミカショップ、プラレールショップは、別個の互いに独立した店舗として展開していた。

リニューアルでは店舗のほぼ中央に、3D映像のLEDビジョンが設けられた。トミカ約700台を並べた大型壁面ディスプレイは圧巻だ。販売終了したモデルも陳列されている。プラレールでは3両編成単品約100本を全て並べたディスプレイになる。東京駅を模したプラレールのジオラマは、プラレールショップの常設ジオラマでは最大規模だという。

新コーナーは、大人向け商品を陳列した「キダルトコーナー」。玩具市場で成長しているセグメントだ。tomicaのロゴで展開する「トミカプレミアム」や、「プラレールリアルクラス」を訴求する。観光客だけでなく、ビジネスパーソンも多い八重洲地区ならではの品揃えと言える。タカラトミーによると高額商品は訪日外国人旅行者にも人気だそうだ。

体験型のアトラクションでは、非売品トミカ・プラレールが当たるデジタルミニゲームが面白い。いわゆるスロットゲームだが、トミカなら同じ車を3台そろえると、プラレールなら3両編成をそろえると「あたり」だ。はずれの「参加賞」にもなかなか魅力的な商品が用意されている。

「トミカいっぱいアート」は撮影した顔写真を、多数のトミカの写真で合成したモザイクふうに変換してくれる。できた画像は自分のスマホに保存できる。

ジオラマを光らせり動かせたりできるスイッチ「トミカビーム」の体験エリアも設けられた。トミカのヘッドライトからのビーム(光)をターゲットに当てると、ジオラマのギミックが作動する。トミカビーム(トミカビーム搭載トミカ)はトミカ博限定で販売され、またトミカビーム対応アトラクションもトミカ博以外ではお目にかかれないので、嬉しい。なおトミカビーム本体は店舗で販売していないので、自身が所用するトミカビームを持参する必要がある。

タカラトミーの富山彰夫代表取締役社長はオープニングセレモニーで、「トミカのブランドメッセージは『本物は、ときめく』。プラレールのブランドメッセージは『その想像を駆動させる』。それらを体感できる店舗に仕上がった」と述べた。

また、東京駅一番街を運営する東京ステーション開発の宇田川享代表取締役社長もあいさつに立ち、「リアル店舗に来て、自分の好きなキャラクターの店で世界観を感じ、空気感を感じる時間は大切だ。あらゆる世代の客に来てほしい東京キャラクターストリートにとって、トミカショップとプラレールショップは大事な店だ」と期待を述べた。

なお東京キャラクターストリートは訪日外国人旅行者も多いが、トミカでは、例えば寿司トミカ・天ぷらトミカ、歌舞伎ペイントトミカといった、“いかにも”なエキゾチック商品は設定されていない。タカラトミーによると、日産『GT-R』やトヨタ『スープラ』といった世界でも人気の日本車が、ミニカーでも人気なのだという。

3D映像のLEDビジョン (c) TOMY《写真提供 タカラトミー》 トミカ約700台を並べた大型壁面ディスプレイ (c) TOMY《写真提供 タカラトミー》 トミカ約700台を並べた大型壁面ディスプレイ (c) TOMY《写真撮影 高木啓》 トミカ約700台を並べた大型壁面ディスプレイ (c) TOMY《写真提供 タカラトミー》 プラレール3両編成単品(約100本)大型壁面ディスプレイ (c) TOMY《写真提供 タカラトミー》 プラレール大型ジオラマ (c) TOMY《写真提供 タカラトミー》 プラレール大型ジオラマ (c) TOMY《写真撮影 高木啓》 キダルトコーナー (c) TOMY《写真提供 タカラトミー》 キダルトコーナー (c) TOMY《写真撮影 高木啓》 デジタルミニゲーム (c) TOMY《写真提供 タカラトミー》 デジタルミニゲーム (c) TOMY《写真撮影 高木啓》 デジタルミニゲームの賞品 (c) TOMY《写真撮影 高木啓》 写真撮影ツール「トミカいっぱいアート」 (c) TOMY《写真提供 タカラトミー》 「トミカいっぱいアート」 (c) TOMY《写真提供 タカラトミー》 トミカビーム体験エリア (c) TOMY《写真提供 タカラトミー》 トミカ組み立て工場 (c) TOMY《写真提供 タカラトミー》 トミカ・プラレールショップ東京店 (c) TOMY《写真撮影 高木啓》 トミカ・プラレールショップ東京店 (c) TOMY《写真撮影 高木啓》 トミカ・プラレールショップ東京店 (c) TOMY《写真撮影 高木啓》 トミカ・プラレールショップ東京店 (c) TOMY《写真撮影 高木啓》 トミカ・プラレールショップ東京店 (c) TOMY《写真提供 タカラトミー》 トミカ・プラレールショップ東京店 (c) TOMY《写真提供 タカラトミー》 トミカ・プラレールショップ東京店 (c) TOMY《写真提供 タカラトミー》 トミカ・プラレールショップ東京店 (c) TOMY《写真提供 タカラトミー》 トミカ・プラレールショップ東京店 (c) TOMY《写真提供 タカラトミー》 向かって左からタカラトミーの竹内俊介執行役員、タカラトミーの富山社長、東京ステーション開発の宇田川社長《写真撮影 高木啓》