
シャープは、2月19日から21日まで東京ビッグサイトで開催される太陽光発電システムの国際商談会「PV EXPO 2025」に出展する。
同社は独自のエネルギーソリューション「Eeeコネクト」システムと、電気自動車(EV)のコンセプトモデル「LDK+」を展示し、家庭とEVを連携させた近未来のエネルギーマネジメントを提案する。
「Eeeコネクト」システムは、住宅用太陽光発電システムと蓄電池、家電、EVなどを連携させ、電気を効率的に活用するソリューションだ。AIによる制御で電気代の削減や停電時のレジリエンス強化を実現する。EVコンセプトモデル「LDK+」と連携することで、家庭とEVを一体化したエネルギーマネジメントの可能性を示す。
また、次世代太陽電池として注目されるペロブスカイト太陽電池も参考出展する。シャープは結晶系シリコンとの融合によるタンデム型での高効率化を目指しており、建物の屋根だけでなく、モバイル機器や自動車、電子看板など新たな市場開拓の可能性を提案する。
さらに、法人向けの太陽光エネルギーソリューションも紹介する。企業のニーズに応じたサポートやパワーコンディショナ置き換えによる発電力アップ施策の提案など、企業の脱炭素経営強化に貢献する自家消費ソリューションを展示する。
シャープのこの取り組みは、再生可能エネルギーの普及と電気自動車の統合による、より効率的で持続可能なエネルギー利用の未来像を示すものだ。太陽光発電技術の進化と、それを活用した新たなエネルギーマネジメントシステムの提案は、今後のエネルギー産業の方向性を示唆している。
