ジープ・グランドワゴニア 2025年モデル《photo by Jeep》

ジープは11月4日、ブランドの最上位SUV『グランドワゴニア』の2025年モデルを米国で発表した。2025年モデルは、パワートレインの強化や先進技術の採用により、ラグジュアリーSUV市場でのリーダーシップを強化する内容となっている。

グランドワゴニアは、アメリカンクラフトマンシップを基盤に、優れた快適性、贅沢さ、先進技術と、ジープの伝説的な4x4能力を融合させたモデルだ。2025年型は、洗練されたプレミアムな操縦性と確かな性能を備えた先進的なパワートレインラインナップを提供する。

2025年モデルの最大の特徴は、標準搭載されるハイアウトプット「ハリケーン」ツインターボエンジンのパワーアップだ。出力が540hp、トルクが521lb-ft(706Nm)に向上し、大型SUVセグメントにおけるパワーと効率のベンチマークを設定している。

さらに、クアドラリフトエアサスペンションにより、滑らかな乗り心地と最大10インチの最低地上高を実現。クアドラドライブII 4x4システムは、アクティブローレンジとリア電子制御式リミテッドスリップデファレンシャルを備え、48:1のクロール比、セレックテレイントラクションマネジメントシステム、最大24インチの渡河能力など、ジープならではの4x4性能を発揮する。

内装では、クラス最大の乗員・荷室スペース、プレミアム素材、先進のテクノロジーを提供。受賞歴のあるUconnect 5システム、ヘッドアップディスプレイ、サラウンドビューカメラなどを装備。さらに、Amazon Fire TVを内蔵した75インチの総画面面積、セグメント初のMcIntosh 1375ワットプレミアムエンターテイメントシステム(23スピーカー、12インチサブウーファー、3Dサラウンドシステム)により、比類のない体験を創出するという。

安全面では、140以上の標準および利用可能な先進安全・セキュリティ機能を搭載。ヘッドアップディスプレイ、アダプティブクルーズコントロール、アクティブドライビングアシスト、ナイトビジョン、ドライバー疲労検知、交通標識認識などが含まれる。

2025年モデルでは、22インチアルミホイールの標準装備化、一部グレードでのL2+ハンズフリーアクティブドライビングアシストの採用、助手席メモリーシートの標準装備化、助手席スクリーンの標準装備化、ドライバー疲労検知・交通標識認識・交差点衝突アシストの標準装備化など、さらなる進化が図られている。

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