マレリは、中国で新たな自動車照明ドメイン制御ユニットプラットフォームを開発した。この技術は、フロントライト、リアライト、360°照明機能を一元管理できるもので、将来的には多様な照明アルゴリズムの統合が可能となる。この最先端技術は、4月25日から5月4日まで開催される北京モーターショー2024で展示される予定だ。
照明制御システムは、内燃機関車でも電気自動車(EV)でも、車両の安全性とドライビング体験の向上に不可欠なもの。マレリは、電子・電気アーキテクチャの進化に合わせて、照明制御システムの開発を推進。中国のEV市場において量産を開始し、MCU(マイクロ・コントローラ・ユニット)LESSコンセプトを採用することで、ソフトウェア定義車両(SDV)への対応を強化している。
また、マレリは照明機能が専用のECUを持たなくなるトレンドに対応し、ソフトウェアの役割を強化。OTA(オーバー・ザ・エア)アップデートによる機能更新が可能な技術アプローチを採用している。
20年以上の専門知識を持つマレリは、基本的な照明コントローラから高解像度レンダリングコントローラまで、幅広い製品ポートフォリオを提供し、顧客のニーズに応えている。特に、アダプティブヘッドライトの分野では高解像度技術(最高130万画素)を開発し、DMD(ジタルマイクロミラーデバイス)技術を適用した最初の企業となった。中国ではR&Dと生産システムを完全に現地化し、迅速な市場対応と効率的なソリューション提供を実現している。
自動車照明機能を一元管理、マレリが新技術を開発…北京モーターショー2024で披露へ
2024年04月01日(月) 14時35分
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