KTC…大阪オートメッセ2024《写真撮影 箱崎太輔》

工具メーカーのKTCは大阪オートメッセ2024(2月10〜12日開催)に出展。同社の高品質な工具類の展示のみならず、モータースポーツの観戦に役立つアイテムを前面に出してピーアールした。

KTCのブースの前面に大きくディスプレイされていたのは同社の根幹となるハンドルツールの展示では無く、チェアやカートなどのグッズ類だった。その理由は2023年からアメリカをルーツとするフォーミュラードリフトジャパンとパートナーシップを締結、レース車検のオフィシャルツールとして採用されるなど、フォーミュラードリフトジャパンのサポートに力を入れていることに起因する。日本国内におけるモータースポーツを盛り上げていこうというこの試み、商品展開でも後押しできるようにと考えられたのが“観戦グッズ”だった。モータースポーツの観戦に出かける際に、必要になるもの・便利なアイテムを中心にラインアップ。フォーミュラードリフトジャパンをはじめとしたモータースポーツ観戦をより楽しく充実させるために、モータースポーツを知り尽くした同社がプロデュースしたアイテム群が展示された。

展示されたのはKTCバギーカーチェア。荷物を運ぶための台車にもなりつつ観戦時のチェアとしても利用できるアイテム。観戦グッズなどを持って行くことも多い環境なので台車は実は重要アイテム。展示でも折り畳みコンテナを積み込んだスタイルを提案していたのはモータースポーツ観戦の現場を知る同社ならではだろう。KTCコンテナにはコンテナ用のモールホルダーも用いられていた。装着することで同社のステムバッグなどを取り付けることができるようになるなど、コンテナボックスのモータースポーツ観戦時の可能性をアップさせるアイテムとなった。

またコンテナ用モールホルダーに取り付けられていたのはKTCステムバッグ フラップタイプとKTCステムバッグ ロールアップタイプ。2モデルともにコンテナの周囲に取り付けて、小物類の収納に役立つ小型のバッグだ。フラップタイプはバックルでフタを閉じるタイプ、ロールアップタイプは上部をロールしてバックル止めするタイプ。いずれも強度と防水性に優れたX-PAC生地を採用しているのでアウトドアでタフな使われ方でも安心だろう。

またモータースポーツ観戦では必須アイテムのひとつと言えるチェアもアピール。KTCフォールデングチェアはフレームに座面の生地を吊り下げる構造でソフトな座り心地が特徴。長丁場になることも多いモータースポーツ観戦でもゆったり快適に過ごせることも魅力。もちろん折り畳むとコンパクトで収納バッグも付属しているので持ち運びもラクラクだ。さらにはKTCトンボ柄クーラーバッグも展示されていた。2Lのペットボトルを6本収納できる22.5Lの容量を持ち保冷力も高いクーラーバッグだ。KTCのロゴやイメージカラーである赤を使った外装に加えて、側面には勝ち虫「トンボ柄」を配しているのも特徴。

もちろんブース内には工具類も展示。大型のチェストに同社の高級ブランドであるネプロスの工具セットを収めた展示も実施。実際に見て触れることで高品質な工具のフィーリングや質感などを確かめられる展示となった。同社ではさまざまな工具セットを用意しているので、整備の内容やレベルに合わせてムダの無いセットから選ぶことができるのも大きな特徴となっている。

クルマのメンテナンスを支えるハンドツール。高品質な工具類を揃えるKTCブースには、モータースポーツ観戦をサポートするグッズを含めて興味深い展示が展開された。

KTC…大阪オートメッセ2024《写真撮影 箱崎太輔》 KTC…大阪オートメッセ2024《写真撮影 箱崎太輔》 KTC…大阪オートメッセ2024《写真撮影 箱崎太輔》