パガーニ・イモラ・ロードスター《photo by Pagani AutomobiliA》

パガーニ・アウトモビリ(Pagani Automobili)は11月23日、オープンボディのハイパーカー『イモラ・ロードスター』を発表した。同社の特別モデル製作部門「グランディ・コンプリカツィオーニ」によって、世界限定8台が生産される予定だ。

メルセデスベンツの高性能車部門、メルセデスAMG製の6.0リットルV型12気筒ガソリンツインターボエンジンをチューニングして搭載する。最大出力は850hp/5600rpm、最大トルクは112.2kgm/3600〜5600rpmを引き出す。

トランスミッションは、Xtrac社製の7速シーケンシャル。カーボンファイバーやチタンなどの軽量素材によって、乾燥重量は1260kgに抑えられた。あらゆる走行条件下において、ダウンフォースを増大させるために、エアロダイナミクス性能を追求。280km/h時のダウンフォースは600kgとした。最高速は350km/h(リミッター作動)に到達する。

エアスクープはV12エンジンの吸気効果を最大化し、中央のフィンは車両を安定させる。このエアスクープとリアウイングの支持部は初めて、ボンネットと一体設計された。冷却性の面では、2つのフロントエアインテークを拡大。デュアルアウトレットが、ひとつはホイールアーチに、もうひとつはバンパー側面に隠されている。テールライト周辺は新たに設計され、新しいエアベントがホイールアーチから熱気を排出する。これにより、リアブレーキの冷却性とダウンフォースが向上しているという。

室内には、カーボンファイバー製モノコックシート、4点式シートベルト、カーボウッド、エンボスレザーなどを採用した。ドアパネルには、バスレフを備えた7チャンネルのオーディオシステムが装備されている。

パガーニ・イモラ・ロードスター《photo by Pagani AutomobiliA》 パガーニ・イモラ・ロードスター《photo by Pagani AutomobiliA》 パガーニ・イモラ・ロードスター《photo by Pagani AutomobiliA》 パガーニ・イモラ・ロードスター《photo by Pagani AutomobiliA》