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カーライフに直結する「社会・経済」トピックスを横断的に紹介している当コーナー。今回は、スキーやスノボに行くときの高速道路料金が格安になるという、スペシャルなETC割引きサービスについて解説していく。

そのサービスとは、『ウィンターパス2024』だ。NEXCO東日本では、観光需要を喚起する地域と連携した企画割引「ドラ割」を販売しているが、その雪山レジャー用バージョンがこれだ。ちなみに今年からは、新たなプランも発売される。宿泊またはリフト券等をセットで利用するとさらにお得になる『セットプラン』も新登場した。

では当サービスの概要から紹介していこう。『ウィンターパス2024 往復プラン』では、発着エリアが首都圏、仙台、新潟の3つある。利用が可能となる期間は、2023年12月1日から2024年4月1日のうちの連続する2日間、もしくは3日間(2023年12月26日〜2024年1月4日を除く)。この期間に、発着エリアから目的地エリアまでの1往復の高速道路の通行料金が割引きになる。

どのくらい割引きになるのかと言うと…。例えば「湯沢・沼田・水上プラン」では、練馬ICから湯沢石打IC、湯沢ICから練馬ICのETC・普通車・平日昼間の利用料金の合計が「9010円」となるところを、「6100円」で利用できる。お得となる金額は「2910円」。1/3程度が割り引かれる。

そして新たに加わる『ウィンターパス2024 セットプラン』では、例えば練馬ICから塩沢石打IC、塩沢石打IC→渋川伊香保IC→花園IC→練馬ICのETC・普通車・平日昼間が、リフト利用券等も含めて合計「1万7250円」となるところが、計「1万1600円」で利用できたりもする。このときの割引き額の合計は、「5650円」となる計算だ。

利用方法は簡単だ。「往復プラン」は事前にインターネットで発着エリアと目的地エリア等を選んで申し込みをして、登録したETCカードと車種で高速道路を走行すれば割引き料金が適応される。なお、細かな規定がいくつかあるので、詳しくはNEXCO東日本のHPで確認してほしい。

ちなみに『ウィンターパス2024 往復プラン』では、直前の申し込みも可能(料金は変わらない)で、当日に解約しても手数料がかからない。なのでぎりぎりまで予定が確定しない場合でも利用でき、急に取りやめになっても損をしない。これらも当サービスならではのストロングポイントだ。

なお「往復プラン」はすでに申し込みが開始されているが、「セットプラン」の申し込みはまだ始まっていない。開始時期は、12月下旬が予定されている。

ところで……。

実をいうと『ウィンターパス2024』にはさらなる特典も用意されている。ドラ割販売価格の15%のETCマイレージポイントを追加で得られたり、目的地エリア周辺の対象スキー場・宿泊施設・温泉施設・観光施設やサービスエリア・パーキングエリアなどで優待特典が受けられたり、アンケートプレゼントをもらえたりする。

この冬雪山に行く計画があるのなら、当サービスを利用しない手はない。NEXCO東日本のHPで『ウィンターパス2024』の詳しい内容をチェックして、ぜひとも積極活用を。