MYSミスティック「レジストロ クコ」《写真撮影 家本浩太》

最もベーシックなモデルの重量は480kg。けん引免許不要の基準となる750kgよりも圧倒的に軽いのが、MYSミスティックのキャンピングトレーラー「レジストロ クコ」だ。

2020年度にグッドデザイン賞を受賞したレジストロ クコだが、「東京キャンピングカーショー2023」に出展された最新モデルは、アクリル窓や12Vクーラーの採用と室外機の車体下への移動、スイッチ類の統一化などが行われ、ブラッシュアップされている。

ベースグレードでも、シンクやダイネットソファー、ソファーベッド、着脱式テーブル、収納付きカウンター、コンロ、サブバッテリー、天井・壁面断熱などが標準装備され、キャンピングカートレーラーに求められるものは、一通り揃っている。

車両のサイズは全長3525mm、全幅1720mm、全高3270mmとコンパクトに抑えつつも、キッチンや居住スペースはゆったり。ベッドも1800×1650mmのクイーンサイズで、大人3人が寝られるスペースを確保している。

展示されたのは、装備をより充実させた「バリューパック」だが、それでも重量は540kg。軽量なトレーラーはバックの際にコントロールしにくいという難点があるが、このモデルは非常に軽いため、車両左後方に設けられた取手を引いて簡単に移動させることが可能。傾斜地や砂利道などでなければ、ムーバーを使わずとも、手軽に駐車できる。

なお、レジストロ クコには強化フレームを採用した「リミテッドパッケージ」も用意している。

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