BEWITHプラチナボイス for DOBLO フロント用スピーカーセット《写真提供:ビーウィズ》

ビーウィズは、純正交換型プレミアムサウンドシステム「BEWITHプラチナボイス」のスピーカーセットがフィアット『ドブロ』の純正アクセサリーとして採用されたと発表した。

スピーカーセットは全国のフィアット正規ディーラーを通じて順次発売される。なお、同社製品がフィアット車の純正アクセサリーとして採用されるのは今回が初めてとなる。

BEWITHプラチナボイスは、高級カーオーディオづくりのノウハウを投入し、純正カーオーディオの音質を向上する純正交換型プレミアムサウンドシステム。2019年10月に発売した第1号製品のプジョー『5008』『3008』専用モデル以来、純正オプションとして対応車種を拡大し、音にこだわるオーナーに好評を得てきた。今回、フィアットの新型ミニバン『ドブロ』にもBEWITHプラチナボイスが設定され、フロント用スピーカーセット(16.5cmセパレート2ウェイ構成)とリア用スピーカーセット(16.5cmフルレンジ構成)の2機種を「BEWITHプラチナボイス for DOBLO」として納入する。

◆通常のアフターマーケットにはない特殊なサイズ
ドブロの純正ドアスピーカー取付穴は、兄弟車であるプジョー『リフター』/シトロエン『ベルランゴ』同様、16cm口径クラスとしては奥行寸法が浅い特異な構造。通常のアフターマーケット向けスピーカーには対応製品がなく、スピーカー交換による音質向上は不可能だった。同社では、高音質を維持しながら標準型と比較して奥行を約42%短縮した超薄型16.5cmウーファーユニット「L-165RX」を開発。コンポーネントカースピーカー「リファレンスAM」シリーズと共通のハイレベルな基本設計を踏襲し、本格派のサウンドを手軽なスピーカー交換で実現する。

L-165RXは、強力で高効率な磁気回路「X-ネオジムモーター」、浅型でも大きなストローク量を確保できる振動板形状やダンパーシステムなど、同社が培ってきたスピーカー技術を結集。これを、フロント用セットのウーファー部とリア用セットに採用した。高音質スピーカーシリーズ=リファレンスAMの音質基準をクリアしながら、16cm級Hi-Fiスピーカーとして業界最薄クラスの取付奥行寸法40mmを実現。これまで高性能スピーカーへの交換が難しかったドブロへの手軽な交換装着で、BEWITHならではのリアルでダイナミックなサウンドを楽しめる。

フロント用スピーカーセットのトゥイーター部には、リファレンスAMシリーズの音質基準を満たす本格設計の2.5cmドームトゥイーター「L-25R」を採用。ウーファー部と共通素材のAM(アルミ-マグネシウム)振動板とネオジムマグネットによる強力な磁気回路が高音域から低音域までのスムーズな音のつながりをもたらし、鮮明で情報量豊かな高音再生を実現している。

◆車両加工を行わず、ボルトオン装着
製品には純正スピーカー取付部にジャストフィットする高精度アルミダイキャスト製バッフルボードが付属。車両加工を行うことなく簡単・確実なボルトオン装着を実現した。高品質な素材や“錆利休”塗装仕上げなどにより、音を濁らせる不要共振を抑えるとともに長期間にわたる耐久性も確保。車両との接触面には、ボディパネルとの密着性を高めるとともに装着部分を保護する制振インシュレーターも装着している。

また、音響専用コンデンサーを使用した高品質のトゥイーター用ネットワークや制振材など、インストールに必要な部材を付属。ドアスピーカー(ウーファー)、トゥイーターはすべて純正スピーカーグリル内に収まり、内装への穴開け加工も不要。装着後もインテリアの雰囲気を変えず、愛車の価値も損なわない。

BEWITHプラチナボイス for DOBLOは、フロント用スピーカーセットとリア用スピーカーセットの同時装着で最良のパフォーマンスを発揮するが、たとえばフロント側のみを交換して純正オーディオユニットの前後音量バランス(フェーダー)を調整すれば、純正リアスピーカーを生かしたリーズナブルなシステムアップが可能。後からリア用を買い足すことができる。

BEWITHプラチナボイス for DOBLO リア用スピーカーセット《写真提供:ビーウィズ》 BEWITHプラチナボイス for DOBLOに採用した超薄型16.5cmウーファー「L-165RX」(右)と標準タイプ16.5cmウーファー「L-165R」との奥行比較《写真提供:ビーウィズ》 フィアット・ドブロ《写真提供 Stellantisジャパン》