日産、サンダーランド工場で累計生産1100万台を達成《写真提供 日産自動車》

日産自動車は6月8日、英国サンダーランド工場が1986年の稼働開始以降、累計生産台数が1100万台に到達したと発表した。

1100万台目は、現在同工場で生産している3つの電動化モデルのうちの1つ、『キャシュカイ e-POWER』。1986年に生産された最初のクルマ『ブルーバード』は生産に約22時間を要したが、現在、キャシュカイ e-POWERは約8.5時間で生産できるようになった。1100万台目は現在、サンダーランド工場から出荷している137のマーケットのうちの1つであるフランスのユーザーに納車される。

1100万台の内訳は9つのモデルと22の派生モデル。クロスオーバーSUV『キャシュカイ』、コンパクトハッチバック『マイクラ』、スポーツセダン『プリメーラ』、コンパクトSUV『ジューク』の4モデルが100万台を超え、特にキャシュカイは400万台超えで歴代最高となった。キャシュカイは昨年、英国で最も売れた新車となり、英国製モデルとしては24年ぶりの受賞となった。

サンダーランド工場は、英国最大の自動車生産拠点であり、約6000人の従業員を雇用。また、サプライチェーン全体では、さらに3万人の英国の雇用を支えている。昨年夏にはキャシュカイ e-POWERとジュークハイブリッドの生産を開始。『リーフ』とともに、同工場の全車種が電動車となった。

サンダーランド工場《photo by Nissan》 サンダーランド工場《photo by Nissan》 サンダーランド工場《photo by Nissan》 サンダーランド工場《photo by Nissan》 サンダーランド工場《photo by Nissan》