フォードモーターの世界本社《photo by Ford Motor》

フォードモーター(Ford Motor)は2月2日、2022年通期(1〜12月)の決算を発表した。2年ぶりに赤字を計上している。

同社の発表によると、2022年通期の売上高は、1580億5700万ドル(約20兆7340億円)。前年の1363億4100万ドルに対して、15.9%増と2年連続で増加した。

一方、2022年通期の最終損益は、19億8100万ドル(約2600億円)の赤字。前年の179億3700万ドルの黒字から、2年ぶりの赤字に転じた。

赤字となった要因のひとつが、世界的な半導体不足によって、計画通りに生産が進まなかったことがある。また、米国の新興EVメーカーのリヴィアン・オートモーティブの株価の下落により、同社の株式を多く保有するフォードモーターの決算に影響が出た。

フォードモーターのジム・ファーリー社長兼CEOは、「Ford+ 計画、それを実行する強力なチーム、さらに優れた製品と顧客体験のラインナップの面で、明確な野心を持っている」と述べている。

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