カーナビタイムが冬の安全運転をサポートする4機能を提供開始《画像提供:ナビタイムジャパン》

ナビタイムジャパンは12月16日、カーナビアプリ「カーナビタイム」にて、冬の安全運転をサポートする「チェーン規制回避ルート」、「路面凍結予測マップ」、「路面凍結事故地点マップ」、「冬期通行止め情報」の提供を開始した。

気象庁発表の2022年の寒候期予報によると、今冬の気温は平年並みか低く、降雪量も平年並みか多いと予想されている。また、2018年には大雪時の道路交通の確保のために「タイヤチェーンを取り付けていない車両通行止め」の規制標識が新設されている。ナビタイムジャパンでは、あらゆるシーンにて安心して移動できるサービスの提供を目指しており、2022年10月には、カーナビタイムにて大雨時の安全な移動をサポートする「冠水注意地点」や「ハザードマップ」を提供開始。今回、冬の安全運転をサポートする4機能を開発した。

「チェーン規制回避ルート」では、タイヤチェーンを取り付けていない車両通行止め区間と、冬用タイヤ規制区間が含まれていた場合に、ルート検索結果にその旨を表示するとともに、規制区間を回避するルートを提案する。

「路面凍結予測マップ」では、路面の凍結が予測されるエリアを地図上に路面状態に応じて、「シャーベット(水色)」「凍結(青)」「圧雪(紫)」3種類の色分けで重畳表示。予測情報は、1時間前から1時間ごとに最大24時間先まで確認できる。

「路面凍結事故地点マップ」では、警察庁の「交通事故統計情報のオープンデータ」を元に、2021年に交通事故が起きた場所のうち、路面状態が「凍結」「積雪」だった場所、全国約5200箇所が地図上で確認可能。アイコンをタップすると、事故地点、当時の天候、昼夜、路面状況、などの詳細情報を見ることができる。

「冬期通行止め情報」では、VICSで配信されるリアルタイムの通行止め情報に加え、各都道府県や道路管理事務所の情報を元に、2021年度に冬期通行止めとなった区間(全国1077箇所)を地図上のアイコンと規制線で表示する。アイコンをタップすると、通行止めの期間などの詳細情報を表示。前年度に冬期通行止めになった場所を事前に確認でき、天候の悪い日は別のルートにするなど、事故予防に役立つ。

ナビタイムジャパンでは、これら新機能により、事前に路面や道路状況を確認して、積雪・凍結に対する準備をしたり、交通規制が発生した場合には回避ルートを走行できるようにすることで冬の安全運転をサポートする。

チェーン規制回避ルート《画像提供:ナビタイムジャパン》 路面凍結予測マップ《画像提供:ナビタイムジャパン》 路面凍結事故地点マップ《画像提供:ナビタイムジャパン》 冬期通行止め情報《画像提供:ナビタイムジャパン》 左:立ち往生車両(冬タイヤ装着)のチェーン装着状況/右:積雪・凍結時の事故発生件数《グラフ提供:ナビタイムジャパン》