カワサキ Ninja H2 SX SE(2019年)《写真提供 カワサキモータースジャパン》

カワサキモータースジャパンは12月9日、『Ninja H2』など7車種について、カムシャフトチェーンテンショナに不具合があるとして、国土交通省にリコールを届け出た。

対象となるのは、『Ninja H2』、『Ninja H2 SX』、『Ninja H2 SX SE』、『Ninja H2 SXSE+』、『Ninja H2 カーボン』、『Z H2』、『Z H2 SE』の7車種で、2015年3月25日から2018年5月8日に輸入された1259台および2018年1月10日〜2022年11月30日に製造された4189台。

対象車両はカムシャフトチェーンの張力を調整するテンショナが、使用により内部の部品が劣化しプランジャが押し戻され、プランジャがロックすることがある。プランジャがロックされた状態で使用を続けると、カムシャフトチェーンに張力が掛からずに異音が発生し、最悪の場合、カムシャフトタイミングがずれ、走行中にエンジンが停止することがある。

改善措置として、全車両、カムシャフトチェーンテンショナを対策品と交換する。

不具合は7件発生、事故は起きていない。市場からの情報によりリコールを届け出た。

対象車種《表提供:国土交通省》 対象車種《表提供:国土交通省》 改善箇所《画像提供:国土交通省》