ウィネベーゴ「ソリスポケット 36A」《写真撮影 家本浩太》

アメリカ・ウィネベーゴ社のモーターホームを輸入販売するニートRVは、お台場キャンピングカーフェア2022で、日本にもフィットするサイズの『ソリスポケット』を展示。アメリカンな雰囲気を漂わせたラグジュアリーな架装が注目を集めている。

ソリスポケットは、ラム『プロマスター』のハイルーフ仕様がベース。プロマスターは、フィアット『デュカト』とベースを同じくする兄弟車だ。デュカトがディーゼル車なのに対して、プロマスターはガソリン車。プロマスターには英国仕様などの右ハンドル設定がないことなどが大きな違いとなっている。

ウィネベーゴは1958年創業。アイオワ州に本社を置き、乗用車を作るようなライン製造でモーターホームを手がける企業で、北米のキャンピングカー業界を常に牽引してきた。

ソリスポケットは、同社の中では小さなモデルだが、そのDNAが受け継がれている。

まず、欧州のモーターホームと大きく異なるのは、アーバンカントリーとでも言うべき室内空間。ラグジュアリーな中に、程よく無骨さが調和している。最も特徴的なのはビニールフローリングの床で、欧米の家のように土足のまま利用することも想定している。(展示車は土足厳禁)

ダイネットシートは、ベッド時のサイズが63×154cm。テーブル付きソファーモード、デイベッドモード、セッテラブシートモードと変幻自在。コンパクトなギャレーにはエクステリアフォールドダウンテーブルを装備している。

後方にはギャレーカウンターやワークステーションとしても使えるスラットベッドシステムを持つマフィー+ベッドを配置。ベッドは、132cm×190cmで高身長の人でもゆったり。ウッドスプリングによる体圧分散で寝心地の良い仕様となっている。ベッドを少し高めの位置に設置しているのは、下に自転車などを積載できるように、という配慮からだ。

ボディサイズは5440×2070×2850mm。室内高は1900mmあり、体をかがめずに室内を移動できるので、ストレスが少ない。乗車定員は4人、就寝定員は2人。本国では30代を中心とした若年層で週末にキャンプに出かける人に人気だという。

ウィネベーゴ「ソリスポケット 36A」のダイネット《写真撮影 家本浩太》 ウィネベーゴ「ソリスポケット 36A」のベッド《写真撮影 家本浩太》 ウィネベーゴ「ソリスポケット 36A」のベッド格納時《写真撮影 家本浩太》 ウィネベーゴ「ソリスポケット 36A」のキッチン《写真撮影 家本浩太》 ウィネベーゴ「ソリスポケット 36A」の床は土足での利用を想定《写真撮影 家本浩太》 ウィネベーゴ「ソリスポケット 36A」の運転席と助手席は回転可能《写真撮影 家本浩太》 ウィネベーゴ「ソリスポケット 36A」《写真撮影 家本浩太》 ウィネベーゴ「ソリスポケット 36A」の上部収納《写真撮影 家本浩太》 ウィネベーゴ「ソリスポケット 36A」の天井収納《写真撮影 家本浩太》 ウィネベーゴ「ソリスポケット 36A」の収納《写真撮影 家本浩太》 ダイネットとベッドスペースは仕切られている《写真撮影 家本浩太》 ウィネベーゴ「ソリスポケット 36A」《写真撮影 家本浩太》