認知機能検査をタブレットで実施・管理できるMENKYO《画像提供 日本テクトシステムズ》

神奈川県警察運転免許センターは5月23日から、高齢者運転免許更新時の認知機能検査をタブレットで実施・管理する、日本テクトシステムズの「MENKYO」を本格導入した。日本テクトシステムズが5月23日、発表した。

神奈川県警察運転免許センターでは、2021年10月18日からMENKYOを試験導入してきた。認知機能検査がスムーズに実施できる効果を検証したため、本格的に導入する。

MENKYOはタブレット端末に設問が表示され、ヘッドフォンを通じて音声検査ガイドを自動出力し、タッチパネル上に受検者が専用ペンで自筆回答する。これらの機能により、検査会場の環境に依存せずに受検者の聴覚能力に合わせた音量で検査できる。

また、受検者個々のペースで進められることなどから、受検者に適した状況での検査が可能になる。検査結果は自動採点機能や採点補助機能によって、結果報告書の作成が効率的にでき、検査員の作業負担を大幅に軽減できる。

さらに、検査後、結果を受検者にフィードバックすることができることから、受検者1人当たりに要する時間が短縮され、認知機能検査の予約待機問題の解消にも貢献するとしている。