
ルノーグループ(Renault Group)は4月22日、2022年第1四半期(1〜3月)の決算を発表した。グループ全体の売上高は97億4800万ユーロ(約1兆3490億円)。前年同期の100億1500万ユーロに対して2.7%減と引き続き減少した。
グループ全体の97億4800万ユーロの売上高のうち、本業の自動車部門の売上高は、84億7600万ユーロ(約1兆1730億円)。前年同期の85億6600万ユーロに対して、1.1%減と減少傾向にある。
グループ全体の売上高が2.7%減と減少したのは、世界的な半導体不足とロシアによるウクライナ侵攻の影響が大きい。為替相場の影響を調整すると、売上高は前年同期に対して0.7%減になるという。
ルノーグループの2021年の通期(1〜12月)決算は、売上高が462億1300万ユーロ。前年比は6.3%増と、4年ぶりに前年実績を上回った。また、2021年通期の純利益は、8億8800ユーロ。前年の80億0800万ユーロの赤字から、黒字回復を果たした。通期決算での黒字計上は、3年ぶりとなる。


