三菱パジェロ《写真提供 三菱自動車》

大王製紙は3月18日、三菱自動車の子会社であるパジェロ製造の工場を買収することで合意したと発表した。

パジェロ製造は三菱自が100%出資する完全子会社。三菱自は国内で余剰となっている生産能力を削減して固定費を削減するため、2021年8月末に岐阜県加茂郡にある工場を閉鎖、その後、売却先を探していた。

大王製紙は可児工場から約5kmの距離にあり、可児工場と一体でのシナジーが見込めることから、新工場兼物流倉庫用地、建物の購入を決定したとしている。具体的な活用案は今後検討するが、国内事業の強化・拡大に向けて事業ポートフォリオの拡充を図る。

取得した土地面積は15万2664平方メートル、建物の延床面積が11万8508平方メートル。取得価格は守秘義務で非公表としている。2023年1月に取得する予定。

パジェロ製造では三菱 デリカD:5などを生産していた《写真提供 三菱自動車》