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警察庁は3月14日、2021年中の30日以内交通事故死者数が3205人で、前年比211人減少したと発表した。統計を公表した1993年以降、最も少なく、ピークだった1993年の1万3272人から7割以上減っている。

「30日以内死者」は交通事故発生から30日以内の死者数で、「24時間死者」と「30日死者」の合計。2021年の事故から24時間死者は前年より203人減の2636人、事故24時間経過後、30日以内の死者は8人減の569人だった。

30日以内死者数のうち、65歳以上の高齢者は1923人だった。状態別で最も多いのは歩行中で1135人。次いで自動車乗車中が995人、自転車乗用中が526人だった。

交通事故発生から死亡までの経過日数では当日(24時間)が全体の82%を占める。次いで多いのが3日目、2日目、4日目、5日目、8日目と続く。

30日以内交通事故死者数の推移《資料提供 警察庁》