2022SUPER GT公式テスト岡山《撮影 益田和久》

2022年のSUPER GT開幕を1か月後に控え、岡山国際サーキットで3月12日〜13日にかけて、公式テストが開催され、GT500クラスではNo.36 au TOM’S GR Supraが2日間総合のトップタイムを記録した。

毎年、3月に行われる公式テストだが、例年は冬のような寒さになったり、雨に見舞われるなど、各チームとも用意していたテストメニューをこなし切れないことが多かった。だが、今回は初日から天気も良く、日中は暑さも感じるくらいの陽気となり、今季参戦を予定しているGT500・GT300の各車両が積極的に周回を重ねていた。

その中でGT500クラスは、今季デビューを果たす日産『Z』や、フロントのデザインが大きく変わったホンダ『NSX-GT』に注目が集まったが、初日から速さを見せたのは昨年のチャンピオンマシンである36号車のトヨタ『GRスープラ』だった。

1日目午前のセッションで1分18秒150を記録し、No.8 ARTA NSX-GTの1分18秒184、総合3番手はNo.17 Astemo NSX-GTの1分18秒215と僅差で続いたが、彼らをわずかに上回る速さをみせ、結局このタイムが、1日目の総合順位となった。

36号車は2日目になっても速さは健在で、午前のセッション3では前日のベストタイムを更新する1分18秒116。この日も総合トップ。また、この日は日産『Z』陣営もペースを上げ、No.23 MOTUL AUTECH Zが1分18秒246で2番手、No.3 CRAFTSPORTS MOTUL Zが1分18秒487で3番手につけた。

各セッションで上位に食い込むマシンが異なり、タイム差も非常に拮抗しているため、4月の開幕戦もかなりの接戦になりそうな予感だ。

一方、GT300クラスはランボルギーニ『ウラカンGT3』が速さをみせ、JLOCの88号車が1分25秒210で初日トップタイムを記録。2日目はNo.52埼玉トヨペットGB GR Supra GTが1分25秒917でクラス最速タイムをマークした。

次回は3月26日〜27日に富士スピードウェイで2回目の公式テストが行われ、4月16〜17日に、今回の舞台となった岡山国際サーキットでシーズン開幕を迎える。

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