ラムブランドの新型EVピックアップトラックのティザースケッチ《photo by Ram》

ステランティス(Stellantis)のラムブランドは3月2日、2024年に北米で発売予定の新型EVピックアップトラックのティザースケッチを公開した。

ステランティスの14ブランドの電動車両の基礎となる4種類のEV向けプラットフォームを導入する。これらのプラットフォームは、全長や全幅を変えられる高いレベルの柔軟性や、部品の共有を考慮して設計されており、各プラットフォームが年間最大200万ユニットを生産し、さらなるコスト削減を進める。

4つのプラットフォームは、「STLAスモール」が航続最大500km、「STLAミディアム」が航続最大700km、「STLAラージ」が航続最大800km 、ジープ向けの「STLAフレーム」が航続最大800kmを目標にしている。

EVパワートレインには、モーター、ギアボックス、インバーターを一体設計した電気駆動モジュール「EDM」を3種類用意する。これらのEDMはコンパクトで柔軟性があり、前輪駆動、後輪駆動、全輪駆動、プラグインハイブリッド車の「4xe」用にカスタマイズできる。プラットフォーム、EDM、高エネルギー密度バッテリーパックの組み合わせにより、効率、航続、充電においてクラス最高のパフォーマンスを備えた車両を実現していく。

ステランティスは2024年、新型EVピックアップトラックをラムブランドから発売する予定だ。フルサイズピックアップトラックの『ラム1500』のEV版となる。ラムブランドは2025年までに、ラインナップの大部分を電動化し、2030年までにフル電動化を目指す、としている。

ラムブランドの新型EVピックアップトラックのティザースケッチ《photo by Ram》