ルノー・メガーヌ 改良新型《photo by Renault》

ルノーグループ(Renault Group)は2月18日、2021年の通期(1〜12月)決算を発表した。3年ぶりに黒字回復を果たしている。

同社の発表によると、グループ全体の売上高は462億1300万ユーロ(約6兆0375億円)。前年の434億7400万ユーロに対して6.3%増と、4年ぶりに前年実績を上回った。また、2021年通期の純利益は、8億8800ユーロ(約1160億円)。前年の80億0800万ユーロの赤字から、黒字回復を果たした。通期決算での黒字計上は、3年ぶりとなる。

2021年の世界新車販売台数は264万1557台。前年比は10.5%減と、3年連続で前年実績を下回った。ブランド別では、ルノーが前年比5.2%減の169万3609台と、4年連続で減少した。ダチアは前年比3.1%増の53万7095台と、2年ぶりのプラス。韓国のルノーサムスンは、36.3%減の5万7480台と、2年ぶりに減少した。ロシアのラーダは、2.1%増の35万0714台と、2年ぶりに増加した。

ルノーブランドの全販売台数169万3609台の内訳は、乗用車が前年比10.4%減の131万8785台と落ち込んだ。一方、LCV(小型商用車)は、19.0%増の37万4824台と好調だった。

ルノー・クリオ(日本名:ルーテシアに相当)《photo by Renault》 ルノー・トゥインゴ 改良新型《photo by Renault》