豊田自動織機のエンジンフォークリフト GENEO(ジェネオ)《写真提供 豊田自動織機》

豊田自動織機は2月2日、2021年4〜12月期(第3四半期累計)の連結決算を発表。主力のフォークリフトをはじめ、各事業好調で増収増益となった。

産業車両事業は、主力のフォークリフトトラックが主に欧州で増加したことで同26.3%増の1兆3069億円となった。車両組立事業の売上高は『RAV4』が国内・海外向けともに減少したことで前年同期比3.5%減の634億円。エンジン事業は、主にGD型ディーゼルエンジンが増加したことにより、同92.2%増の1880億円となった。カーエアコン用コンプレッサーは、北米や欧州で増加したことで、同21.5%増の2578億円となった。これらの結果、全体の売上高は同29.2%増の1兆9679億円となった。

収益については、原材料の値上がりや人件費の増加などがあったものの、主に営業面の努力により、営業利益は同72.2%増の1362億円、税引前利益は同51.6%増の2195億円、四半期利益は同48.2%増の1627億円となった。

通期業績見通しについては、売上高2兆6000億円、営業利益1500億円、税引前利益2250億円、最終利益1650億円とした前回公表値を据え置いた。

豊田自動織機:AI搭載した自動運転フォークリフト《写真提供 豊田自動織機》 豊田自動織機 RAV4“5D ADVENTURE 2022”(東京オートサロン2022)《写真撮影 愛甲武司》