オートモーティブワールド2022 JVCケンウッド ブース《写真撮影 小松哲也》

JVCケンウッドは1月19日に東京ビッグサイトで開幕したオートモーティブワールド2022で、安全運転管理者によるドライバーのアルコールチェックが義務化されることを受けて、通信機能を搭載したアルコール検知器を参考出品した。

JVCケンウッドの三浦大介主任によると、このアルコール検知器は「Bluetoothでスマートフォンと連携することで、各ドライバーの検知結果をスマートフォンを通じて運行管理者のパソコンへメール配信する仕組みで、スマホのGPS機能やグルーマップの活用により呼気のアルコールの有無だけでなく、チェックした時間や場所も同時に表示できる」という。

ちなみにドライバーの呼気にアルコールを検知した場合は「パソコンのビューワー上にアルコールを検知したドライバーの情報をオレンジ色で表示するとともに、運行管理者のスマートフォンへメールで同時に知らせる」ことで、運行管理者がパソコンから離れていても、情報が確実に伝わるようにもなっている。

今回、初公開したアルコール検知器は、前回のオートモーティブワールド2021でJVCケンウッドが初公開した通信型ドライブレコーダーを活用したIoT・AIベースのテレマティクスサービス構築を短期間・低コストで実現するソフトウエア開発キット(SDK)とも連携する付加機能のひとつとして開発が進められた。

そのSDKも「前回初展示して、すでに採用して頂いている企業もあり、実際に運用サービスも始まっている」と三浦主任は話していた。

JVCケンウッドのブースではこのほか、ドライブレコーダーのエッジAIカメラ化による産業分野での活用提案やバイク用ドライブレコーダーを活用した事業者向けバイク事故削減ソリューションなどを参考出品している。

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