トヨタ・カローラ・セダン(欧州仕様)《photo by Toyota》

トヨタ自動車(Toyota)の欧州部門のトヨタモーターヨーロッパは1月13日、2021年の新車販売の結果を発表した。総販売台数は107万6300台。前年比は8%増と回復している。

全販売台数は107万6300台のうち、トヨタブランドは100万3859台。前年比は9%増とプラスに転じた。トヨタブランドは2021年の欧州乗用車販売において、シェアを前年比0.4%増の6.4%と過去最高に伸ばした。これにより、市場シェアを前年の3位から、2021年は2位に引き上げている。

シェアを2位に引き上げた原動力が、『カローラ』と『ヤリス』。カローラシリーズは2021年、20万8028台を売り上げ、トヨタブランドの最量販モデルになった。前年比は7.3%増と伸びる。

ヤリスシリーズは2021年、20万2126台を売り上げ、前年比は4.7%増と堅調だった。これは、『ヤリスクロス』が2万2743台と、良好な立ち上がりを示しているのが大きい。また、『カムリ』は2021年、5万0246台を販売した。前年比は11.5%増と伸びる。入門コンパクトカーの『アイゴ』は、前年比3%減の8万5325台にとどまった。

SUVでは、『RAV4』が16万1266台と、引き続き最量販モデルに。前年比は9.6%増だった。『ランドクルーザー』は前年比3.7%増の3万5215台、『ハイラックス』は前年比38.8%増の4万7480台を販売した。クロスオーバー車の『C-HR』は前年比1%減の11万4737台を売り上げている。

トヨタ・ヤリス 新型(欧州仕様)《photo by Toyota》 トヨタ・ヤリスクロス(欧州仕様)《photo by Toyota》 トヨタ RAV4 (欧州仕様)《photo by Toyota》 トヨタ C-HR (欧州仕様)《photo by Toyota》 トヨタ・アイゴ《photo by Toyota》