MVアグスタ・スーペルヴェローチェ・アゴ(EICMA 2021)《photo by MV Agusta》

EICMA 2021=ミラノモーターサイクルショー2021の「ベストバイク」、イタリア語では「最も美しいバイク」の称号は、MVアグスタ『スーペルヴェローチェ・アゴ』に与えられた。ショーの最終日である11月28日に表彰式が開催された。

このコンテストは『モトチクリズモ』誌が主催しガーミンが運営、来場者の投票によって決定する。スーペルヴェローチェ・アゴはEICMA 2021のオープニングから好調なスタートを切り、会期の1週間を通じて堅実なリードを維持した。

スキランナ発の新型3気筒バイクは1万2567人の投票の47.2%を集めた。2位はアプリリア『トゥアレグ』で19%の票を獲得、3位はモトモリーニ『Xケープ』の7.9%だった。MVアグスタファミリーの新型車はショー来場者を「興奮させた」とMVアグスタ。MVアグスタがこの賞を獲得するのは6度目だ。

スーペルヴェローチェ・アゴは60〜70年代に活躍し、世界選手権を15回獲得したレジェンドライダー、ジャコモ・“アゴ”・アゴスティーニをオマージュしたモデルだ。限定311台がハンドメイドされるが、この数字はアゴの勝利の数だ。全てのバイクにアゴ本人がサインする。フェアリングのシルバーグレーのカラーリングはMVアグスタのレースの伝統で、メタリックレッドは「ロッソアゴ(=アゴの赤)」だ。

MVアグスタ(EICMA 2021)《Photo by Jakub Porzycki/NurPhoto via Getty Images/ゲッティイメージズ》 アプリリア・トゥアレグ660《photo by Aprilia》 モトモリーニXケープ《photo by Moto Morini》