
GMは11月11日、EV専用工場の「ファクトリー・ゼロ」(Factory ZERO)の開所式を11月17日、バイデン大統領を迎えて開催すると発表した。
GMは米国デトロイト・ハムトラミック組み立て工場に22億ドルを投資し、ファクトリー・ゼロと呼ばれるEV専用工場に改修してきた。ファクトリー・ゼロでは、最初に電動ピックアップトラックのGMC 『ハマーEV』の生産が開始される予定。その後、自動運転専用モデルのEV『クルーズオリジン』を生産する計画だ。これに続いて、『ハマーEV SUV』の生産も行う。
ハマーEVピックアップは、GMの次世代EVパワートレインの「アルティウム・ドライブ」をベースにする。中でも、「アルティウム・バッテリー」は、大容量のパウチ型セルをバッテリーパック内で垂直にも水平にも積み重ねることができる方式を採用している。これにより、エンジニアは各車両のデザインに応じて、バッテリーの蓄電容量やレイアウトを最適化することができるという。
ファクトリー・ゼロが完全に稼働すれば、2200人以上の雇用が創出される見通し。GMはGMCハマーEVの発売に関連するサプライヤー設備やその他のプロジェクトにも、8億ドルの追加投資を行う。
GMはファクトリー・ゼロを、人、製品、プロセスに対するGMの数十億ドル規模の米国投資の集大成に位置付ける。ファクトリー・ゼロで製造されたEVトラック、SUV、自動運転車は、GMと自動車産業を変革する、としている。






