アルピーヌ A110 リネージ GT 2021《photo by Alpine》

アルピーヌ(Alpine)は10月22日、2021年1〜9月の世界新車販売の結果を発表した。総販売台数は1669台。前年同期比は59.4%増と、2年ぶりに前年実績を上回った。

アルピーヌは2021年5月、世界限定300台の『A110リネージGT 2021』を発表した。A110リネージGT 2021には、『リネージGT』をベースに、シリーズの頂点に位置する『A110S』と同じパワートレインを搭載する。

1.8リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンを、さらなる高性能化を求めてチューニングした。ターボチャージャーのブースト圧は、より高いパフォーマンスを実現するために、0.4バールに引き上げた。その結果、最大出力はプラス40psの292ps/6400rpmを獲得する。最大トルクは32.6kgmと変わらないが、2000〜6400rpmの幅広い領域で、発生し続ける特性とした。

トランスミッションはゲトラグ製の7速デュアルクラッチ。車両重量は1134kg。動力性能は、0〜100km/h加速を4.4秒で駆け抜け、最高速は250km/hに到達する。2021年1〜9月の世界新車販売は、このA110リネージGT 2021の効果もあって、前年同期比59.4%増と伸びた。

アルピーヌの2020年の世界新車販売台数は、1526台。新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染拡大の影響を受けて、前年比は68.4%減だった。

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