タービン式消防・消火装置「AIRCORE(エアコア)」《写真提供 モリタホールディングス》

消防車のモリタは、11月28日までヌマジ交通ミュージアム(広島県広島市)で開催される企画展「アートな乗り物」に、タービン式消防・消火装置「AIRCORE(エアコア)」を出展している。

ヌマジ交通ミュージアムは、乗り物と交通の歴史を見て、触れて、体験できる国内でも珍しい博物館。古今東西の航空機、船舶、鉄道、自動車の技術や歴史を学べ、2000点以上の模型展示を中心に、直径20メートルの巨大パノラマや、広島電鉄650形654号(被爆電車)などの実物も展示されている。今回の企画展「アートな乗り物」では、古今東西作られてきた独創的な乗り物の一端を「魅せる」ことで、乗り物の新たな側面を紹介する。

広島市内初展示となるエアコアは、大型タービンの大風量と4700L/分の大量放水によって、大規模火災現場の冷却・排煙・消火を行う消火装置。初期消火から鎮火までマルチに活躍する。噴霧放水は延焼防止に威力を発揮。タービンによる強力な送風で水滴を大量に遠くまで飛ばし、水滴が気化する際の冷却効果により、短時間に少ない水で消火できる。

エアコアは直感的で簡単操作のジョイスティック式リモートコントローラーを採用。フルリモートコントロールで危険区域に先行する。クローラー式駆動走行により、悪路も走行できるほか、フロントシールドにより障害物も除去して走行。トンネル・倉庫・大規模工場火災における濃煙排除、有毒ガスの拡散等、様々な災害現場で活躍する。

企画展「アートな乗り物」は11月28日(日)まで開催(毎週月曜および11月4日、24日は休館)。開館時間は9時から17時。入場料は大人510円、高校生・シニア250円、中学生以下は無料。

1Fエントランスに展示中《写真提供 モリタホールディングス》 1Fエントランスに展示中《写真提供 モリタホールディングス》 走行しながらの放水も可能なタービン式消火装置「AIRCORE(エアコア)」《写真提供 モリタホールディングス》 噴霧放水《写真提供 モリタホールディングス》 直状+噴霧放水《写真提供 モリタホールディングス》 直状放水《写真提供 モリタホールディングス》 リモコンで簡単操作《写真提供 モリタホールディングス》 悪路走行《写真提供 モリタホールディングス》 フロントシールドで障害物を除去《写真提供 モリタホールディングス》 ヌマジ交通ミュージアム《写真提供 モリタホールディングス》