コメント欄が非表示になった場合の通知画面(イメージ)《画像提供 ヤフー》

「被害者は敏感、加害者は鈍感」という、メディアにも頻繁に顔を出していたやり手の大物経営者の言葉を思い出したが、ヤフーが、「Yahoo!ニュース」のコメント欄の誹謗中傷などを含む不適切な投稿への対策を強化するという。

人工知能(AI)が適切でないと判定した投稿が一定数を超えたコメント欄を、自動で非表示にする機能を導入したそうで、不適切な投稿を繰り返す利用者に対して投稿を禁止する措置を設けて厳しくチェックする。

衆院選の公示の日にヤフーが発表したもので、きょうの朝日や毎日なども「ヤフー、中傷コメントへの警告強化」「不適切投稿AIが非表示」などと取り上げている。

それによると、一定数以上のコメントが投稿されている記事が対象で、ヤフーでは中傷などを含む規約にそぐわない投稿について、AIを活用してその度合いを点数化。コメント欄全体の点数が事前に設定した基準に達した場合、自動でコメント欄を閉鎖。その後はコメントを書けなくなる仕組みのようだ。AIの判定で誹謗中傷のコメントをどこまで防げるのかも興味深いが、「表現の自由」との兼ね合いも気になるところだ。

2021年10月20日付

●衆院選公示、岸田政権の信任問う、自公VS野党共闘、31日投開票(読売・1面)

●30年増えぬ賃金日本22位(朝日・1面)

●東海道新幹線での酒販売25日再開、9カ月ぶり(朝日・12面)

●ヤフー、中傷コメントへの警告強化、状況次第で自動的に非表示(朝日・38面)

●脱炭素、デジタル技術披露、シーテック開幕今年もオンライン(毎日・6面)

●米、川崎重工製車両を調査、地下鉄車輪に不具合52件(東京・3面)

●日本電産の野望3、EV価格「5分の1に」(日経・2面)

●トヨタ、米EV攻略迅速に、自前の車載電池工場(日経・17面)

●アイシン、株価回復出遅れ、市場「エンジン離れ」不安視(日経・18面)

●中古車競売9月16%高、新車不足で品薄感(日経・19面)