ドゥカティ・スクランブラー 1100 トリビュート PRO《photo by Ducati》

ドゥカティ(Ducati)は10月14日、「ドゥカティワールドプレミア2022」において、新型『スクランブラー 1100トリビュートPRO』を発表した。

◆イエローのカラーは1970年代の2気筒モデルがモチーフ

新型スクランブラー1100トリビュートPROは、ドゥカティの過去、現在、未来を垣間見ることができるモデルを標榜する。ドゥカティの空冷2気筒エンジンが採用されてから、50周年を記念して開発された。「1100PRO」ファミリーの最新バージョンは、現代的なスタイルとライディングの楽しさはそのままに、過去の歴史に思いを馳せたモデルになるという。

1971年、ドゥカティが初めて空冷2気筒エンジンを採用してから、2021年で50周年を迎えた。ドゥカティは、この節目の年を記念し、同社を象徴するエンジンに敬意を示したモデルとして、スクランブラー1100トリビュート PROを製作することを決定した。

新型スクランブラー1100トリビュートPROは、ドゥカティの歴史に思いを馳せ、2気筒エンジンを搭載したその当時の『450 Desmo Mono』や『750 Sport』(1972年)に採用されていた「Giallo Ocra」と呼ばれるイエローのカラーをまとう。

このカラーは、1975年以来、ドゥカティ・ライダーのフランコ・ウンチーニとともに一時代を築いた「Spaggiariチーム」のマシン、『750 Supersport』も連想させる。新型スクランブラー1100トリビュート PROは、モダンクラシックバイクの愛好家や、ドゥカティが達成した偉業やモーターサイクルの歴史に詳しいファンを念頭に置いて開発されたという。

◆ジウジアーロがデザインした1970年代のドゥカティのロゴ

ドゥカティ・スタイル・センターは、デザインにあたって、特別なGiallo Ocraカラーリング、当時のドゥカティのロゴ、ブラックスポークホイールなど、1970年代を象徴するドゥカティの要素からインスピレーションを得た。中でも、ジョルジェット・ジウジアーロによってデザインされた1970年代のドゥカティのロゴが目を引く。

また、1970年代を連想させる丸形リアビューミラーを装備した。これは、新型スクランブラー1100トリビュート PROのスタイル面における、もうひとつの特徴的なディテールになるという。「ブラウン」と呼ばれるシートにはステッチを配し、後部にはドゥカティのロゴがあしらわれた。

ブラック仕上げのスポークホイールが装着され、サイズは、フロントが18インチ、リアが17インチとした。

◆排気量1079ccのL型2気筒エンジンは最大出力86hp

ライド・バイ・ワイヤ電子制御システム、3つのライディングモード、「ドゥカティ・トラクション・コントロール(DTC)」、コーナリングABSを標準装備している。

排気量1079ccのL型2気筒ガソリンエンジンの最新バージョンを搭載。「デスモドロミック」バルブ駆動システムを採用し、最大出力86hp/7500rpm、最大トルク9.0kgm/4750rpmを引き出す。排出ガス性能は、ユーロ5規制に適合する。車両の乾燥重量は194kgとした。

また、LEDライトガイド、LED拡散光型テールライト、ギアポジション・インジケーター、燃料計付きLCDメーターパネル、交換可能なアルミサイドパネル付きスチール製燃料タンク、マシン仕上げアルミ製ベルトカバー、USB電源ソケット付シート下収納スペースも採用している。

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