三菱 アウトランダーPHEV 新型《photo by Mitsubishi Motors》

三菱自動車とMCリテールエナジーは、経済産業省が環境共創イニシアチブを通じて公募する実証事業「令和3年度 ダイナミックプライシングによる電動車の充電シフト実証事業」のモニター募集を開始した。

今回の実証事業は、将来のEV・PHEVの電動車普及拡大による充電時間の集中に起因する電力への負荷増大回避を目的としたもの。昨年度に引き続き電力需給状況等に応じた電気料金が変動するダイナミックプライシングによる効率的な充電時間のシフト実証を行うとともに、ユーザービリティの向上のためのアプリ活用や充電遠隔制御外部充電へのサービス展開の検証を行う。

対象エリアは東北電力・東京電力・中部電力・関西電力・中国電力・四国電力管轄のエリア。モニターはEV・PHEV(新車・中古車不問)のオーナー(リース含む)または購入予定(納車期限2021年12月25日まで)で、充電設備を設置、または設置予定の人。「毎日充電無料プラン」または「毎日充電無料CO2フリープラン」への加入が必要となる。

実証事業では、日本卸電力取引所(JEPX)の電力量単価で最も安い時間帯(午前1時から5時)の4時間をEV・PHEVへの充電無料時間とし、モニターはEV・PHEVへの充電を開始。一定期間経過後、アンケート調査を実施する。その後、事前に案内する日から2022年1月31日まで、無料充電時間を毎日変動させる。無料充電時間(連続する4時間)は前日正午までにLINEやメールで通知。モニターはそれに応じ、自動車メーカー提供のアプリや車両のタイマー設定等を活用して充電時間を設定する。2022年1月下旬を目途に再度アンケート調査を実施し、実証事業は終了。参加条件を満たしたモニターには協力金として6万円を進呈する。

モニターの申込みは専用サイトにて受け付けている。

令和3年度 ダイナミックプライシングによる電動車の充電シフト実証事業《図版提供 三菱自動車工業》