ニューノーマルタクシー《写真提供 日本交通》

日本交通は9月15日、直営事業所および直系子会社の都内タクシー車両約2800台について、空気清浄機等を装備した「ニューノーマルタクシー」への改造を完了したと発表した。

ニューノーマルタクシーとは東京ハイヤー・タクシー協会がウィズコロナ時代に向けて「空気のキレイなタクシー」の普及に向けて導入を目指す、新型コロナウイルス感染防止対策を強化したコンセプトカー。車内天井部には、都内病院の新型コロナウイルス患者搬送用車両等での利用実績があるデンソー製空気清浄機を設置。微粒子(0.3μm)を99%以上回収できるフィルタを採用し、車内の空気を浄化する。空気清浄度モニターは車内の空気の清浄状態をセンサーでモニタリングし、その結果を6段階で「見える化」。飛沫防止シールドは三和交通が開発した「防犯衛生シールド(防衛シールド)」で、飛沫を遮断しつつ、スマートで清潔な車内空間を提供する。

日本交通では1台を改造して2020年10月より試験運行に協力した後、2021年1月より順次取り付け改造を開始し、今回、東京23区・武蔵野市・三鷹市の営業エリア内の直営事業所・子会社2787台の改造が完了した。これにより東京23区・武蔵野市・三鷹市エリアにて電話にて無線配車注文を受けた場合、ニューノーマルタクシーの指定ができるようになった(稼働状況等によっては未対応車となる場合もあり)。

空気清浄度モニター《写真提供 日本交通》 新型飛沫防止シールド《写真提供 日本交通》 ニューノーマルタクシーへの改造の様子《写真提供 日本交通》 空気清浄機《写真提供 日本交通》 ニューノーマルタクシー《写真提供 日本交通》