GMの5G通信のイメージ《photo by GM》

GMとAT&Tは8月19日、新たな提携を結び、米国で今後10年間に生産される数百万台のGM車に、5Gセルラーのコネクティティを搭載すると発表した。

GMとAT&Tは協力して、高性能5Gコアネットワークの新基準を構築していく。5Gネットワークによって、より高速で高品質な音楽とビデオのダウンロード、より速く、信頼性が高く、安全な無線ソフトウェアアップデート、より高速なナビゲーション、マッピング、音声サービスなどが可能になるという。

5G接続は、GMの2024年モデルの一部車両で、最初に利用可能になる予定だ。AT&Tは、米国内で最も信頼性の高い5Gネットワークを備えており、全米で2億5000万人以上をカバーしている。 2016〜2020年にかけて、AT&Tは、無線と有線ネットワークに、1100億ドル以上を投資している。

AT&TとGMは、2014年にWi-Fiホットスポットを車載化して以来、協力してきた。GMは、北米の1600万人以上の顧客にOnStarとConnectedServicesを提供している。2014年の4G LTEの導入以来、GMのユーザーはブランド全体で1億7100万ギガバイトを超えるデータを使用してきた。

GMは、より高度な機能、堅牢なソフトウェア、高速ダウンロードにより、より多くのデータにアクセスして、より便利なカスタマーエクスペリエンスを可能にしていく。 GMの第5世代ネットワークは、部分自動運転の「SuperCruise」やVehicleIntelligence Platformなどのテクノロジーを進歩させるため、強力な基盤になる、としている。