首都高レイボーブリッジ《Photo by Tomohiro Ohsumi/Getty Images for International Paralympic Committee/Getty Images Sport/ゲッティイメージズ》

首都高速道路では交通システムマネジメント(TSM)の考え方に基づき、東京2020パラリンピック大会期間中に交通規制を行なう予定だ。首都高では、期間中は車での移動を避け、首都高を利用する際には交通規制に注意するよう呼びかけている。

交通システムマネジメントとは、道路の交通混雑が想定される箇所において実効性を伴う通行抑制や通行制限を実施することにより、円滑な交通を維持する取り組みだ。首都高ではこの考え方に基づき、大会期間中に以下のような交通規制を行なう。

●本線料金所の通行制限……料金所レーン数を終日または交通状況に応じて制限する。車線変更、走行速度などに充分注意。

●入口閉鎖……0〜24時の24時間閉鎖する入口と、交通状況に応じて閉鎖する入口の2種類がある。

●JCT部での方向別規制……流入する交通量を調整するために、JCTの利用が制限される。

交通規制は大会期間(8月24日〜9月5日)を通じて実施が予定される箇所に加え、特に混雑が予想される「開会式、閉会式の開催時」や「各競技の開催時」で、実施されるタイミングや規制される箇所が変わる。

また、大会時は料金施策を実施し、夜間(0〜4時)に首都高を利用するETC車の料金を5割引し、昼間(6〜22時)に首都高の都内区間を利用するマイカーなどへ1000円の料金上乗せをする。

東京2020パラリンピックは8月24日から9月5日まで開催予定。

首都高入り口《写真撮影 高木啓》 首都高入り口《写真撮影 高木啓》