ジャガー F-PACE 改良新型《photo by Jaguar》

ジャガー・ランドローバー(Jaguar Land Rover)は7月26日、2021年上半期(1〜6月)の決算を発表した。

同社の発表によると、売上高は115億0400万ポンド(約1兆7590億円)。前年同期の82億8500万ポンドに対して、39%の増加となった。

一方、2021年上半期の税引き前損失は、10億6200万ポンド(約1625億円)。前年同期の9億1400万ポンドから、税引き前損失が拡大している。

2021年上半期の世界新車販売台数は24万8020台。前年同期比は46.2%増と、3年ぶりに前年実績を上回った。全販売台数24万8020台のブランド別の内訳は、ジャガーが5万2615台で、前年同期比は23.8%増と回復した。ランドローバーは19万5405台。前年同期比は53.7%増と、3年ぶりに前年実績を上回った。

車種別の販売実績では、ジャガーブランドは小型セダンの『XE』以外のラインナップが好調だった。販売の中心はSUVで、ミドルクラスの『F-PACE』やコンパクトクラスの『E-PACE』が販売を伸ばしている。

ランドローバーブランドでは、新型『ディフェンダー』の販売が好調だった。ロングボディの「110」に加えて、ショートボディの「90」がラインナップされたこともあり、販売を押し上げている。

ジャガー E-PACE 改良新型《photo by Jaguar》 ランドローバー・ディフェンダー 新型《photo by Land Rover》 ランドローバー・ディスカバリー・スポーツ《photo by Land Rover》