デンソー、愛知県刈谷市、イーデザイン損保の3者は、ビッグデータを活用して安心・安全なまちづくりを目指す「刈谷市yuriCargo(ゆりかご)プロジェクト」を7月1日から12月31日にかけて実施する。
歩行中および自転車乗車中の交通死亡事故は、約半数が自宅から500m圏内で発生している。地域住民の安全を守るためには、身近な道路における速度超過や急ブレーキなどの危険運転が多く発生する箇所を特定し、事故が起こる前に対策を講じる未然防止対策が求められている。
今回のプロジェクトでは、デンソーが開発したスマホで運転をスコアリングするアプリ「yuriCargo」を活用する。yuriCargoは、スマートフォンに内蔵されているセンサーで速度超過や急ブレーキなどの危険運転を検出し、運転スコアを算出してドライバーへ通知することで、安全運転への意識を高めるアプリ。プロジェクトでは、そこから取得する運転に関するビッグデータを活用し、刈谷市内の危険運転が発生しやすい箇所を特定。交通事故の未然防止に向けた検討と対策を実施する。
また、安全運転のヒントとなるコンテンツの配信や、刈谷市オリジナルの交通安全啓蒙アイディアの応募企画など、yuriCargoを通じた参加者との双方向コミュニケーションの機会を提供。継続的なプロジェクトへの参加と、地域の交通安全に関するコミュニティー育成を促す仕掛けも進めていく。
3者は、6月23日から刈谷市内を運転するドライバーを対象にプロジェクト参加者の募集を開始し、1万人の参加を目指す。
ビッグデータで危険運転発生箇所を特定…「刈谷市yuriCargoプロジェクト」開始 デンソーなど
2021年06月27日(日) 10時00分
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