都営バス《写真提供 写真AC》

東京都交通局は、6月7日より都営バス全路線で、2人乗りベビーカーを折りたたまず乗車できるようにすると発表した。

都営バスでは、小さな子ども連れの親子にも安心して気兼ねなく利用してもらえるよう、二人乗りベビーカーに子どもを乗せたまま乗車できる取扱いを、昨年9月から5路線で試行してきたが、今回、全路線(131系統)に拡大することとした。

都営バス車内に車いすやベビーカーを固定する場所を2か所用意。2人乗りベビーカーの場合、前扉から乗務員に「2人乗りベビーカーです」と声をかけ、中扉から前向きで乗車する。乗務員が固定のスペースを作るため、座席を2つ折りたたむ。ベビーカーを進行方向の後ろ向きに指定の座席に横付けし、ベビーカーの車輪のストッパーをロック。手すりからぶら下がっている青色のベルト2本を使用してベビーカーの2か所を固定後、運賃を支払う。運賃(23区内)は大人1人分210円となる。なお、既に車いす・ベビーカーが固定されている場合は、ベビーカーを折りたたむか、次のバスを利用する。

東京都交通局では、リーフレット「都営バス ベビーカー安全ご利用ガイド」を新たに作成。バス車内等で配布し、周知を図る。

横型2人乗りベビーカー固定イメージ《写真提供 東京都交通局》 中扉から前向きで乗車し、乗務員が座席をたたむ《画像提供 東京都交通局》 後ろ向きで指定の座席に横付けし、ベビーカーを青色のベルトで固定《画像提供 東京都交通局》