SSを起点とした次世代エネルギー供給・地域サービス《図版提供 ENEOS》

ENEOSとNECは5月20日、電動車両(EV、PHV)の充電ネットワーク拡充に向けた協業検討を開始すると発表した。

現在、地球温暖化問題の深刻化を受け脱炭素化が世界的な潮流となる中、日本国内でも脱炭素化につながる電動車両のさらなる普及が想定されている。

ENEOSは地域住民にモビリティ関連や生活関連のサービスをトータルで提供できる拠点とすべく、サービスステーション(SS)の生活プラットフォーム化を推進。SSネットワークを活かした、高い利便性と競争力のある充電サービスの創出を目指している。またNECは、同社が持つ最先端のAI・IoT技術を駆使し、企業などが保有するエネルギー設備の効率的で最適な運用を図ることなどを通じて脱炭素社会実現への貢献を目指している。

今回、両社は電動車の充電事業にて協業検討を開始することに合意し、基本合意書を締結。約1万3000か所のSSネットワークおよび電力事業をもつENEOSの強みと、充電管理や設置工事・トラブル対応など、電動車両充電器運用にかかわるシステム全般のノウハウをもつNECの強みを活かし、電動車両充電ネットワークの拡充および、それを通じた新たなサービスの創出で協業の検討を行う。