GMの米国本社《photo by GM》

GM(General Motors)は5月5日、2021年第1四半期(1〜3月)の決算を発表した。

同社の発表によると、第1四半期の売上高は324億7400万ドル(約3兆5520億円)。前年同期の327億0900万ドルに対して、0.7%のマイナスと引き続き減少した。

一方、第1四半期の純利益は、30億2200万ドル(約3305億円)。前年同期の2億9400万ドルに対して、およそ10.3倍と大幅な増益となった。

大幅な増益となった要因は、前年同期が新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染拡大の影響により、大幅な減益となっていたため。今期は収益率の高いSUVやピックアップトラックの販売に注力したことや、いっそうのコスト削減を進めたことも、増益につながった。

GM取締役会のメアリー・バーラ会長兼CEOは、「力強い業績は、とくに北米と中国、金融部門におけるGMの事業の根底にある強さを改めて示すもの。戦略を実行し続け、それが生み出す成長の機会とともに、フルEVの未来への移行を大きく前進させていく」と述べている。

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