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警察庁は4月16日、2021年春の全国交通安全運動期間中(4月6日から15日)の交通事故による死者数は56人で、前年同期と比べて7人減少したと発表した。

期間中の交通事故件数は前年同期比12.7%増の8619件と2ケタの増加となった。前年同期は新型コロナウイルス感染拡大の影響で外出自粛の動きが広がったことから低水準だった。死者数は減少したものの、負傷者数は前年同期と比べて1031人増の1万0130人と増加した。

交通事故死者数56人のうち、65歳以上が33人で半分以上を占めた。状態別では自動車乗車中が20人、二輪車乗車中が17人、自転車乗用中が7人、歩行中が12人だった。

期間中、飲酒運転による交通事故は30件で前年同期と比べて20件減少した。飲酒運転事故による死者数は5人減って1人だった。