2021スーパー耐久第2戦《写真撮影 益田和久》

2021年のスーパー耐久第2戦「SUGOスーパー耐久3Hours Race」の決勝レースが行われ、最高峰のST-Xクラスは、No.16 PC Okazaki 911 GT3Rが今季初優勝を飾った。

今回は、全体を2つのグループに分けて、ST-X、ST-Z、ST-Q、ST-TCR、ST-1クラスがGr.1となり、ST-2、ST-3、ST-4、ST-5クラスがGr.2という構成で、決勝を分けて開催した。

このうち、午後に行われたGr.1は序盤から接戦と展開となった。ポールポジションスタートのNo.31 LEXUS RCF GT3を、No.9 MP Racing GT-Rが15周目にパスしてトップに浮上。その後も、2台が常に接近した状態で、中盤にも何度かポジションを入れ替えるバトルを繰り広げた。

レース後半に入って、徐々に差を広げ始めた9号車は、レース開始から2時間のところで2度目のピットストップを敢行。ゴールに向けて順調に周回を重ねていたが、残り40分を切ったところのSPアウトコーナーで他クラスのマシンとのアクシデントに巻き込まれてしまい、痛恨のリタイアを喫した。

これによりセーフティカーが導入されたのだが、アクシデントの影響でコース上にオイルが出たため、その処理のために残り30分を切ったところで赤旗が出され、レース中断となった。

残り時間を考えると、開幕戦に続いて途中終了になるのではないかと心配されたが、迅速なオイルの除去作業が行われ、セーフティカー先導という形でレースが再開。残り9分でグリーンフラッグが振られた。

ST-Xクラスは、赤旗中断の前に追い上げていた16号車のポルシェ『911GT3R』がトップに浮上しており、背後にNo.777 D’station Vantage GT3、No.290 Floral UEMATSU FG 720S GT3がつける接近戦のバトルになったが、16号車が一気に差を広げ、今季初優勝を決めた。2位には777号車のアストンマーティン『ヴァンテージGT3』、3位には290号車のマクラーレン『720S GT3』が続いた。

ST-ZクラスはNo.23 TKRI 松永建設 AMG GT4、ST-QクラスはORC ROOKIE Racing GR SUPRA、ST-TCRクラスはNo.75 おとぎの国 CIVIC TCR、ST-1クラスはNo.38 muta Racing GR SUPRAが、それぞれクラス優勝を果たした。

また、午前に行われたGr.2決勝は、前半こそ激しいトップ争いとなったものの、途中からNo.52 埼玉トヨペット GB クラウンRSが、着実にリードを築き、Gr.2トップチェッカーを受けるとともにST-3クラスで今季初優勝を飾った。

この他、ST-2クラスではNo.225 KTMS GR YARIS、ST-4クラスはNo.884 林テレンプ SHADETACING 86、ST-5クラスはNo.456 odula Star5 Roadsterがクラス優勝を果たした。

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