ボルグワーナーの統合電動ドライブモジュール「iDM」《photo by BorgWarner》

ボルグワーナー(BorgWarner)は3月23日、電動化戦略を加速し、電動車に関する事業からの収益を、2030年までに約45%に引き上げる目標を発表した。

ボルグワーナーのこの目標は、今回発表されたプロジェクト「CHARGING FORWARD」の一環となる。ボルグワーナーは現在、電動車からの収益が3%未満にとどまっている。これを2030年までに、総収益の約45%に引き上げる計画だ。

この計画は、3つの柱で構成されている。量産効果によって電動車向け事業の収益性を高めること、商用車の電動化の拡大、燃料エンジン事業の最適化だ。

ボルグワーナーはEV向けに、高出力インテグレーテッド・ドライブ・モジュール(iDM)を生産するなど、電動車事業を強化している。

ボルグワーナーは、2035年までにカーボンニュートラルを達成するというコミットメントを含め、クリーンでエネルギー効率の高いビジョンを実現することを目指す、としている。

ボルグワーナーの電動車向け新型モーター《photo by BorgWarner》 ボルグワーナーのEV向けトルクベクタリング・デュアルクラッチシステム《photo by BorgWarner》