海運モーダルシフト大賞の概要《資料提供 国土交通省》

国土交通省は3月25日、陸上輸送中心の物流システムから輸送効率の高い海上輸送へと革新的なモーダルシフトを実行した事業者を表彰する「海運モーダルシフト大賞」を発表した。

フェリー事業者やRORO船、コンテナ船、自動車船事業者で構成する「エコシップ・モーダルシフト事業実行委員会」は、2020年度から海上貨物輸送を一定水準以上利用してCO2削減に取り組んだ荷主、物流事業者を毎年「エコシップマーク認定事業者」として選定している。

認定事業者の中で特に環境負荷低減に貢献したと認められる事業者は「エコシップ・モーダルシフト優良事業者」として毎年表彰しており、今回、荷主7者、物流事業者7者の受賞を決めた。優良事業者受賞者は合計で荷主160者、物流事業者175者となる。

さらに2019年度から革新的な取り組みに対する「海運モーダルシフト大賞」として荷主の五十鈴東海、物流事業者の日本通運・名古屋南支店名古屋製鉄事業所を選定した。主要輸送品は自動車メーカー向け薄鋼板で、製品輸送の大半は「名古屋港〜仙台港」を利用したフェリー輸送へ切り替えた。