マルチモビリティステーション(イメージ)《写真提供 ENEOSホールディングス》

ENEOSホールディングスは3月23日から、さいたま市、OpenStreetとともに、大宮駅とさいたま新都心駅周辺エリアで超小型EV(電気自動車)シェアリングサービス実証実験を開始した。

実証実験では、移動シーンにあわせて複数のモビリティから適した手段を選択できるシェア型モビリティサービス。OpenStreet のシェアリングプラットフォームを活用して、電動アシスト付自転車とスクーターに加え、新たに超小型EVのシェアリングサービスを提供する。

実験では世界最小クラスの4人乗り超小型EV「FOMM ONE」をカーシェアとして国内初導入する。片道利用できるサービスとして8ステーションに 22台分の駐車スペースを用意した上で10台から開始し、順次拡大していく。

異なるモビリティを選択、利用できる環境を整備することで、まちの交通利便性の向上を目指す。また、複数のモビリティ拠点となるマルチモビリティステーションでは、各車両に利用する電力の一部をENEOSが再生可能エネルギー由来の電力で供給し、低炭素社会の実現に貢献する。

実証実験から得られたモビリティ利用データは、今後の新たなモビリティの導入や追加のステーション設置場所検討などに活用する。

超小型EV「FOMM」《写真提供 ENEOSホールディングス》 スマートフォンのアプリ上での表示イメージ《写真提供 ENEOSホールディングス》